史上最年少19歳 藤十郎孫が初のお初役

[ 2010年3月5日 16:45 ]

 「三月花形歌舞伎」が京都・南座で5日始まり、俳優の中村壱太郎が「曽根崎心中」のヒロイン、お初役を史上最年少の19歳で演じた。壱太郎は、お初を1300回以上演じた人間国宝、坂田藤十郎(78)の孫。祖父の当たり役をあでやかに披露した。

 出番を終えた壱太郎は、監修を務めた藤十郎と握手、「とうとうこの舞台に立てたんだとこみあげた」と涙ぐんだ。藤十郎は「芸の上では孫と思わないし、自分が57年もやった役とも思わない。若い後輩が努力している姿を見てうれしかった」と語った。
 曽根崎心中は、元禄年間に起きた遊女と手代の情死事件を基に、近松門左衛門が書いた世話物。1953年、中村扇雀を名乗っていた藤十郎さんが21歳で演じたお初がブームを巻き起こし、以降繰り返し上演。昨年4月の公演で1300回を達成した。
 今回お初の相手である徳兵衛役は、壱太郎さんの父中村翫雀(51)。「三月花形歌舞伎」は27日まで上演される。

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