寺島しのぶ“銀クマ”トロフィーにキス「一生忘れません」

[ 2010年2月27日 18:57 ]

ベルリン国際映画祭・最優秀女優賞のトロフィーにキスをする寺島しのぶ

 第60回ベルリン国際映画祭に出品された「キャタピラー」(若松孝二監督)で最優秀女優賞を受けた寺島しのぶ(37)が27日、大阪市中央区の劇場で若松監督からトロフィーを受け取った。寺島はクマの形をした銀色のトロフィーにキス。「重いです。若松監督の魂がこもった作品なので、多くの人に見てほしい」と語った。

 寺島は蜷川幸雄さん演出の舞台「血は立ったまま眠っている」に出演中。映画祭の授賞式に出席できず、ベルリンからトロフィーを持ち帰った若松監督が大阪に駆けつけ、公演のカーテンコールでの“授賞式”となった。
 舞台の共演者や約千人の観客から大きな拍手で祝福された寺島は「この一瞬を皆さんと分かち合えたことを一生忘れません」と涙ぐみながら客席にあいさつした。
 記者会見した寺島は自身について「わたしは劣等感の塊。いろんなことをみんなに言われても、なにくそ、いつかは、という気持ちが大切なのだと思う」と述べ、若松監督は「世界で女優として認められた」と演技をたたえた。
 「キャタピラー」は、国内では8月14日に公開される。

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2010年2月27日のニュース