生誕100年“黒澤映画祭”全30作を大公開

[ 2010年2月25日 06:00 ]

 来月23日の生誕100年を記念して黒澤明監督の全30作が3月27日から4月16日まで、東京・日比谷のTOHOシネマズ・シャンテで上映される。東宝、大映、松竹モスフィルムなど垣根を越えての一挙上映は多くのファンを集めそうだ。

 1950年公開の「羅生門」に記録係(スクリプター)として参加して以来、計19作にわたって黒澤監督の現場で仕事をした野上照代さん(82)は「全30作の上映は厳密に言えば初めて。多くの方に見ていただきたい」とアピール。「“デルス・ウザーラ”のあとに、それまでの25作を三百人劇場(東京・千石)で特集したことがあった。その時、監督は“日比谷のど真ん中でやってほしかった”と言っていたのでやっと実現する」と笑顔をみせた。
 早いもので9月に十三回忌を迎える。いまなお世界で愛され続ける黒澤作品に野上さんは「監督ご自身、とにかく“分かりやすいのが一番”と話していた。戦争から解放されて映画界に活気があった時代。具体的で演出もうまいし、無駄なく見せる構図も素晴らしかった」としみじみ。そして「三船敏郎さんを起用した“酔いどれ天使”で自信をつけたと思う。天才といわれるけれど、才能と努力の人でしたよ」と振り返る。
 初日の3月27日には加山雄三(72)、4月3日に仲代達矢(77)、同10日に香川京子(78)らゆかりの俳優を招き、野上さんを聞き手としたトークショーも行われる。

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