藤田さん母校の校長「非常に深い悲しみ…」

[ 2010年2月18日 13:47 ]

ショック、中村主水が…藤田まことさん死去

当たり役の数々…絶品だった「てなもんや三度笠」

白木みのる「あにい…もっと活躍してほしかった」

忘れられない藤田まことさんの主な出演作

 「非常に残念」「ただ、驚いた」――。コメディーから時代劇まで幅広い役をこなし、親しまれてきた俳優の藤田まことさんが死去し、ファンや関係者に18日、悲しみが広がった。
 テレビ番組の必殺シリーズが始まったころからよく通っていたという京都市右京区の「つたや食堂」。先代のおかみ山本和子さん(79)は「『もうかってまっか』とのれんをくぐり、監督や俳優と陽気に食事を取っていた。焼きサバやきつねうどんが好きでいつも頼んでいた」と振り返る。
 「体調が悪くなってからは店にお見えにならなかったが、撮影にはいらしていた。時折、車の中で酸素吸入を受けているようで、心配していた」と話した。
 母校の京都市立堀川高校(中京区)の荒瀬克己校長(56)は「喜劇出身ならではのおかしみと悲哀を演じられていて、楽しませていただいていた。偉大な俳優が卒業生で親しみを感じていただけに、非常に深い悲しみをおぼえます」と悼んだ。 藤田さんの撮影現場に行ったことがあるという京都市の無職男性(62)は「必殺シリーズやら笑いやらにぎやかに活躍されていたからただただ、びっくりした。借金や病気などいろいろ経験されてきたが、前向きな生きざまが好きだった」とショックを受けていた。

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2010年2月18日のニュース