小西真奈美に賞味期限なし!弁当も心もほっかほか

[ 2010年1月20日 06:00 ]

毎日映画コンクール・女優主演賞の小西真奈美は笑顔でインタビューに答える

 【09年毎日映画コンクール・女優主演賞】心を込めてこしらえたお弁当。まずい訳がない。「のんちゃんのり弁」というぬくもりあふれる作品の真ん中で、小西が卯(う)の花ならぬ大輪の花を咲かせてみせた。初の女優主演賞。「うれしいです」とはじける笑顔が喜びを物語った。

 コミックが原作。ダメ夫に愛想を尽かし実家に戻った31歳の子持ち女が悪戦苦闘しながら「お弁当屋さん」開業を目指し自立していく姿を描いた物語。原作は95年から96年にかけて連載されたが、ちっとも古くない。現代を映し出していた。
 「一見奔放な主人公の小巻ですが、状況を打破するために一歩踏み出すパワーがある。真っすぐで純粋で。私もやらないで後悔するよりはやってみて、その先に何があるかを見てみたいといったところがあるので、通ずるところがありました」
 保育園に通う娘へのまなざし、戻った実家で母親と向き合う顔、そしてちょっぴりオンナに戻る時…そのどれもが自然体に見えたが、実情は必死の現場だったという。「緒方明監督は妥協を許さない人。日に日に演出のハードルが上がって、自分の引き出しを全部出しても足りないんじゃないかと思うこともしばしば。私自身が(劇中の)小巻に重なるくらい必死な毎日でした」
 そんな努力も報われて見事にヒロインと同化。倍賞美津子(63)ら共演者との息もぴったりだった。うれしかったのは観客から届いた「元気もらったよ」という声。同世代の女性だけでなく母親世代、男性からも「共感した」というメッセージが多く寄せられた。
 「楽しみだった」という三十路(みそじ)に突入。今年も3本の映画が控える。お弁当ではないが、この人に「賞味期限」は無縁だ。

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