紅白常連組の辞退…耐えられなかった落選への恐怖

[ 2009年12月30日 06:00 ]

リハーサルでは熱唱した布施明

 【布施明 突然の紅白卒業宣言】紅白常連組の辞退は珍しくない。故美空ひばりさんは弟のスキャンダルで落選後、辞退し続けた。1度に2人の大物が卒業宣言したのは87年の第38回。当時、連続30回出場の最多最長記録を保持していた島倉千代子が「30回出場を区切りにしたい」とし、「毎年選ばれるかどうか不安でした」と落選への恐怖に耐えられないことも告白した。

 白組では故三波春夫さんが「男は引き際が大事。後進に道を譲って1つ席(出場枠)を空ける」と男性軍最多の29回出場(当時)で辞退。「紅白は日本の偉大な風物詩。NHKは視聴率を気にしないで番組をつくってほしい」と言い残した。

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2009年12月30日のニュース