酒井容疑者は「逃走10日前まで吸引」と夫供述

[ 2009年8月23日 06:00 ]

酒井法子容疑者

 覚せい剤取締法違反(所持)容疑で逮捕されたタレント酒井法子容疑者(38)の覚せい剤使用時期をめぐり、夫の高相祐一被告(41)=同法違反(所持、使用)の罪で起訴=が新たな供述をした。22日までの警視庁の調べに「最後に妻と一緒に覚せい剤を吸ったのは、逮捕の10日ほど前」などと話している。警視庁は、酒井容疑者の使用時期を裏付ける証言として、調べを進めている。

 高相被告が東京都渋谷区の路上で現行犯逮捕されたのは今月3日未明。酒井容疑者は、夫の新たな供述により、少なくとも行方をくらます10日前の7月24日前後までは覚せい剤を使用していた可能性が高まった。
 夫妻は7月20日から30日まで鹿児島県の奄美大島を長男(10)と一家3人で旅行した。現地では、「100年に1度」の皆既日食が同22日に観測できると話題になり、20日には音楽イベントも開催された。酒井容疑者も参加し、異様なハイテンションで踊っていた様子が目撃されている。
 高相被告は、この旅行中に「自分で覚せい剤をやって、妻の分も用意した」などと供述。持ち運びしやすいようにストローに詰めたことも明かしており、この覚せい剤を夫婦で使用したとみられる。
 酒井容疑者は、高相被告の逮捕5日後の8日に逮捕された。行方不明期間が6日あり、逮捕後の尿検査では覚せい剤成分が検出されていない。一方、毛髪鑑定では使用反応が出ていることから、警視庁は高相被告の新たな供述をもとに、裏付けを進めている。
 警視庁は千葉県勝浦市にある高相被告の別荘からも覚せい剤を押収している。2人は奄美大島からの帰京後の今月1日から2日まで勝浦で過ごしていることから、この分の覚せい剤使用についても追及する。
 一方、酒井容疑者の携帯電話は依然見つかっていないが、捜査関係者は通話記録やメールの送受信記録を入手したという。行方不明期間中の足取りを解明する重要な手がかりになるとして分析を進めるほか、入手ルートを裏付けるための交友関係などについても調べている。

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2009年8月23日のニュース