東方神起 東京ドームでトリプルスリー!

[ 2009年7月5日 06:00 ]

全国ツアー最終公演を東京ドームで行った東方神起のメンバー

 韓国出身の人気男性グループ「東方神起」が4日、東京ドームでコンサートを行った。全国ツアーの最終公演として開催したもので、同所での公演はデビュー4年で初めて。1日発売の新曲「Stand by U」はこの日までに自己最高の30万枚を出荷。ツアーは計30万人を動員し、最新アルバムも30万枚を突破。音楽界の“トリプルスリー”を達成した。

 05年に韓国から日本のメジャーシーンに挑戦して4年。昨年、音楽界のオールスターゲームである「NHK紅白歌合戦」に初出場し、オリコンチャート1位曲を6作連発するなど“ヒット製造機”に成長した東方神起。
 そんな彼らが、多くの名打者を生んだ東京ドームで野球の“好打者の証”であるトリプルスリー(打率3割、本塁打30本、30盗塁)に匹敵する記録を打ち立てた。
 5月から始まった全国ツアーの最終地。5日の最終公演と合わせて全21公演で30万人を動員した。同時に達成したのが、最新アルバム「The Secret Code」の売り上げ30万枚と新曲「Stand…」の出荷30万枚。CD不況の中、爆発的な動員力にCDセールス力も備えたこの“トリプルスリー”はトップスターの証。ツアーの総製作費が“30億円”という、おまけ付きだ。
 歌って、踊って、日本語でのトークも完ぺきな“3拍子”そろったイケメン5人組。何でもこなせる“好打者”らしい華麗なステージに満員5万人の観衆は酔った。
 メンバーのユンホ(23)は宙を飛び、ジェジュン(23)とユチョン(23)は初のデュエットを披露。初めて女性ダンサーを起用し、メンバーがその肌に触れると客席から悲鳴が起こるなど“心憎い小技”も用意。ジュンス(22)はトークコーナーで「勉強しない塾は原宿」と日本人のオヤジでも言わないようなギャグでファンを喜ばせた。
 「すごい広い!」と日本最大級の会場を何度も見回した5人。最後まで総立ちの歓声を浴び「夢みたいな感じです。幸せです」(ジュンス)と目を潤ませた。

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2009年7月5日のニュース