カウス脅迫は質問なし…吉本興業が株主総会

[ 2009年6月25日 11:10 ]

株主総会後に記者の質問に答える吉本興業経営・財務戦略部の中多広志本部長(右)

カウス断言「思い当たる犯人の目星はひとつ」

 吉本興業(大阪市、大崎洋社長)は25日、同市内で株主総会を開催。2009年3月期の連結決算の売上高が、04年3月期から5年ぶりの減収になったのを受け、株主から厳しい意見や質問が出て、経営陣は釈明に追われた。
 昨年の878人を上回る1690人が参加し、約2時間で終了。1月に金属バットを持った男に襲撃され、4月に自宅に脅迫状が届いた漫才師中田カウスさん(59)についての質問は出なかった。株主の男性(72)は「健全なお笑いで関西の活性化を図ってもらいたい」と話した。
 また別の株主によると、同日発売の週刊誌が「大崎社長に不適切な振り込みがあった」との報道を受けて、やじが飛ぶ騒然とした雰囲気になった。終了後、経営・財務戦略部の中多広志本部長が報道陣に「誤報であり法的手段も含めた対応を取る」と出版元に抗議し、訂正と謝罪文の掲載を求めたことを明らかにした。

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2009年6月25日のニュース