レオ様と共演!渡辺謙7作目のハリウッド

[ 2009年6月18日 06:00 ]

 渡辺謙(49)と米俳優レオナルド・ディカプリオ(34)がハリウッド映画で初共演することになった。「インセプション(原題)」(来年公開予定)で、渡辺が出演した米映画「バッドマン・ビギンズ」のクリストファー・ノーラン監督(38)の作品。渡辺は7作目の米映画出演となる。東京・赤坂のアーク森ビルでクランクインし、16、17日に撮影が行われた。

 日米を代表するトップアクターの共演作が日本を出発点に動き始めた。
 2人はクランクイン前日の15日に都内のホテルで初対面。抱き合いながら「Nice to meet you(初めまして)」とあいさつし、ノーラン監督を交えた3人で談笑して親交を深めた。
 レオ様は、渡辺が出演したハリウッド作品をすべて見ており「俳優としての表現力が素晴らしい。ナショナル・トレジャー(国の宝)との共演は誇らしい」と感激。「本当にジェントルマン」と印象を語り、「ラストサムライ」で見せた鬼気迫る演技とのギャップに「役の上ではプロフェッショナルに徹する真の俳優」と絶賛した。
 親日家として知られ、映画のプロモーションや旅行などでは何度か来日したことがあるが、日本で映画の撮影を行うのは初めてという。
 一方、渡辺はレオ様を「演技力とスター性を兼ね備え、ハリウッドで1番脂が乗っている俳優」と分析し、共演について「撮影で何が起きるか非常に楽しみ」と期待を寄せた。敵役を演じた「バッドマン・ビギンズ」以来、2度目の顔合わせになるノーラン監督には「同じ監督にもう一度呼ばれることほど名誉なことはない」と感謝。「自分の力をすべてこの映画にぶつけたい」と強い意気込みを語った。
 ノーラン監督は起用理由を「スクリーン上でたぐいまれな存在感を放っていた。(前作より)大きく、ピッタリ合う役があれば、ぜひ一緒にと考えていた」と説明。日本でのクランクインには「興奮してる。日本文化や風景をどう料理するか研究している」と意欲を見せた。
 タイトルの「インセプション」は「起源」や「始まり」という意味だが、作品内容は極秘。配給会社「ワーナーブラザーズ」も知らされていないほどで、夢の共演とともにその全容にも注目が集まる。

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2009年6月18日のニュース