滝田監督“全員野球”で文化庁からもお墨付き

[ 2009年3月7日 06:00 ]

始球式に登場した、米アカデミー賞外国語映画賞を受賞した滝田洋二郎監督。左は新作映画「釣りキチ三平」主演の須賀健太

 「おくりびと」で第81回米アカデミー賞外国語映画賞を受賞した滝田洋二郎監督(53)が6日、文化庁が芸術分野で優れた業績をあげた人に贈る「2008年度芸術選奨」の文部科学大臣賞に選ばれた。選考はアカデミー賞発表前の1月に行われ、滝田監督は「納棺師というあまり知られていない職業を取り上げ、主人公(本木雅弘)の挫折や苦悩、生きる意味を見いだしていくさまを見事に演出した」ことが評価された。

 滝田監督は「大変名誉ある賞をいただきうれしく思う。かかわってくださったスタッフ、キャストの力があってこその映画」と、全員での受賞を強調。この日は新作「釣りキチ三平」の主演・須賀健太(14)とともに、ヤフードームで行われたソフトバンク-横浜戦の始球式に参加した。
 女優の小泉今日子(43)、落語家の桂文珍(60)も同賞を受賞。女優の蒼井優(23)、歌手の椎名林檎(30)が同新人賞に選ばれた。贈呈式は16日に都内で行われる。

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2009年3月7日のニュース