「つみきのいえ」の加藤監督が会見「今もフワフワ」

[ 2009年2月25日 17:00 ]

「つみきのいえ」で米アカデミー賞の短編アニメ賞を受賞し、帰国後初の記者会見をする加藤久仁生監督

 第81回米アカデミー賞で「つみきのいえ」が短編アニメ賞を受賞した加藤久仁生監督(31)が25日、帰国後初めて東京都内で記者会見し「発表の瞬間はとても緊張していて、名前を呼ばれた時はすごく興奮しました。まだ今もフワフワした感じがします」と冷めやらぬ喜びを語った。

 授賞式後は、オスカー像をホテルの机の上に置いてすぐに就寝。24日に帰国し、勤める制作会社で社員総出の出迎えを受け感激したという。
 「まさか受賞できるとは思っていなくて、本当にありがたく思っています。(主人公の)おじいちゃんの姿に自分の人生を重ねられる部分があったのが、良かったのでは」と受賞理由を推測した。
 次回作は未定だが「1人の主人公を客観的に描くことが多かったので、一人称で感情を表に出した作品を作りたい」と意欲を語った。
 「つみきのいえ」のDVDは注文が殺到しており、受賞前に3000枚だった売り上げ枚数が、25日現在で約2万枚になったという。3月から全国7カ所の映画館で上映されることも決まった。

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2009年2月25日のニュース