「精神的におかしく…」飯島愛さん警察に相談

[ 2008年12月27日 06:00 ]

 24日に東京都渋谷区の自宅マンションで死亡しているのが見つかった元タレントの飯島愛さん(享年36)=本名大久保松恵=が、薬の服用をめぐり、警視庁渋谷署に相談に訪れていたことが26日、分かった。この日は都内で密葬が営まれた。遺族を代表して父の和夫さんがコメントを出し、娘の突然の死に悔しさをにじませた。

 渋谷署によると、飯島さんが相談に訪れたのは今年1月ごろ。また、テレビ朝日の報道によると、対応した署員に「1人で寂しいから話を聞いてほしい。精神的におかしくなった」と訴えた。署員が「なぜおかしくなったんですか?」と尋ねると、「薬をのんでおかしくなっちゃった」と説明。ミニスカート姿で現れ、特に取り乱した様子はなく、一通り話をして帰ったという。
 飯島さんは2月24日付の自身のブログに「この2カ月ほど、軽いノイローゼで大変でした。精神疾病です。抗うつ剤を処方されたので凹(へこ)みました」などと精神的な不調を書き込んでいた。11月30日付では「1人じゃ生きていけない」などと寂しさをつづっていた。
 また、同署によると、遺体は25日に行政解剖された後、家族に引き渡された。解剖で死因は特定できず、病理検査も終えたが、結果が出るのは数日かかるもようだ。
 26日には都内で、親族のみで密葬が営まれた。和夫さんは、飯島さんが昨年3月に引退するまで所属していたワタナベエンターテインメントを通じてコメントを発表。飯島さんがオリジナルのコンドームなどをインターネット上で販売する会社を立ち上げたばかりだっただけに、「新しい道へ進もうとしていた矢先のことで、娘もさぞかし無念のことと思います」と悔しさをにじませた。

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2008年12月27日のニュース