東宝 松本清張の「ゼロの焦点」映画化

[ 2008年12月13日 06:00 ]

 東宝の2009年の映画ラインアップが12日、都内で発表された。

 目玉は、松本清張の生誕100年記念で秋公開予定の「ゼロの焦点」。清張作品の映画化は84年の「彩り河」以来で、「ゼロ…」は61年(野村芳太郎監督、松竹)に続く2度目。監督は「眉山」で日本アカデミー賞監督賞を受賞した犬童一心氏(48)で「次の時代に生き残ろうとして間違いを犯す人間の姿を描き、現代に問いたい」と抱負を述べた。撮影はこの日、北海道での風景撮影からスタート。61年版で久我美子(77)が演じた主人公を含め、キャストは現在、最終交渉中。

 東宝は今年、興行収入が154億円に達した「崖の上のポニョ」をはじめ「花より男子ファイナル」が同77億円と大ヒット。昨年の興収総計595億円を超え、同750億円を予想している。09年も大作、話題作がめじろ押し。同社では記録更新を期待している。

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2008年12月13日のニュース