三笠優子が“告白”振り込め詐欺被害

[ 2008年10月2日 20:31 ]

左から寺島卓四谷警察署長、三笠優子、喜多崇介四谷防犯協会会長

 デビュー31年目を迎え、新曲「人生情け傘」(キングレコード)が好調のベテラン演歌歌手・三笠優子(59)が2日、東京・新宿区の四谷区民ホールで開催された「四谷地域安全のつどい」に参加し、ミニコンサート&振り込め詐欺の被害防止PRを行った。

 「守ろうよ わたしの好きな 街だから」をスローガンに10月11日から同20日まで全国で実施される「全国地域安全運動」=重点目標は「振り込め詐欺の被害防止」「子どもの犯罪被害防止」「住宅を対象とする進入犯罪の防止」=に先がけて行われたもので、この日のつどいは、四谷警察署(署長・寺島卓)と四谷防犯協会(会長・喜多崇介)が主催。
 約450席の会場は、四谷区民で満席の中、三笠は新曲をはじめ、「人生」「夫婦橋」「母ごころ」、それにミリオンヒット曲「夫婦舟」など全7曲を熱唱。
 その中で振り込め詐欺の話題についてふれ、「福岡の実家にいたとき、うちの子供に『買い物のお金を払っていないのですぐに振り込むように』という(偽の)はがきが届いたので、すぐに請求金額の27万円ちょっと振り込んでしまったことがあります。その後、東京でも詐欺に遭いました。ある雨の夜、(不在の)子供あてに内容証明の封書が届いて、たまたま封筒が濡れていて中身が見えたので読んだところ、大至急振り込まないと大変なことになると書いてあったので、その夜はドキドキして一睡もできず、翌朝、急いで銀行に行って振り込もうと思って、その前に本人に電話で確認してみたところ、『お金なんか借りてないよ』と言われ、振り込め詐欺だとわかって助かりました。皆さんも是非とも気をつけてくださいね。私も気をつけたいと思います」と、自らの体験談を交えながら話した。
 5、6年前には、東京の事務所に空き巣が入って現金を盗まれるという被害にも遭ったそうで、客席の中高年者たちに「それ以来、戸締まりには神経をつかうようになりました。最近は、振り込め詐欺が増えているそうですが、そんな被害に絶対遭わないように、自分の身をしっかり守って、幸せに、お元気にお過ごしください」と呼びかけた。
 最後に同イベントに協力したことに対して、四谷警察署の寺島署長から感謝状が贈られた。

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2008年10月2日のニュース