マッカートニー“テロの脅迫に負けない”

[ 2008年9月15日 06:00 ]

 今月25日に初のイスラエル公演を予定している元ビートルズのポール・マッカートニー(66)が、公演を中止しなければ自爆テロの標的になると脅迫された。英紙サンデー・エキスプレスが14日、報じた。マッカートニーの関係者によると、本人はショックを受けているが、脅迫に屈するつもりはないとしている。

 自爆テロを警告したのはシリア出身のイスラム過激派指導者オマル・バクリ師(48)。かつて英国で活動していたが現在はレバノンに亡命中。毎週インターネットを通して、仲間の過激派に向け放送を行っている。
 同師は、マッカートニーのイスラエル公演が同国の建国60周年記念を祝賀するものであり、すべてのイスラム教徒を敵に回したと主張。「われわれの敵イスラエルの友は、われわれの敵だ」「われわれには“犠牲的な作戦”と呼ぶものがあり、命が惜しいならイスラエルに来るべきではない。犠牲的精神の活動家が待ち構えているだろう」と自爆テロ実行の意思を明かしている。
 マッカートニーは11日、公演をめぐり圧力を受けていることをイスラエル紙に明かし、「自分のやりたいようにやる」と発言していた。

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2008年9月15日のニュース