浅野忠信 クドカン映画で不死身の男に

[ 2008年7月21日 06:00 ]

 主演映画「モンゴル」が今年の米アカデミー賞外国語映画賞にノミネートされた浅野忠信(34)が不死身の男になる。宮藤官九郎(38)が脚本を手掛けた舞台「鈍獣」が映画化されることになり主演を演じる。

 同作は、生瀬勝久(47)池田成志(45)古田新太(42)によるユニット「ねずみ三銃士」が04年に東京・渋谷のパルコ劇場で上演。

 ホストクラブを舞台にしたサスペンスで、浅野は舞台で池田が演じた凸(でこ)川役。とある事情で複数の友人から殺害を計画されるが、鈍感なため何度殺されても素知らぬ顔で戻ってくる。舞台版では、毒殺や撲殺、窓から突き落とされたり、列車にひかれたりするが、宮藤が映画のために書き直した脚本で、浅野扮する“鈍獣”がどう生まれ変わるか注目だ。

 北アルプスの別山(富山・立山町)で主演映画「劔岳(つるぎだけ) 点の記」の撮影中の浅野は「“吾輩は主婦である”というドラマを見てから宮藤さんの脚本の仕事をしてみたいと思っていたのでとても楽しみです」と意欲を見せた。

 「日清カップヌードル」「日本コカ・コーラ」のCMを手掛け、宮藤のパンクバンド「グループ魂」のPVも手掛けた細野ひで晃氏(34)が初メガホン。「鈍獣を誰が演じるかを考えた時、ぱっと頭に浮かんだのが浅野さんでした」と話した。8月1日にクランクインし、09年公開。

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2008年7月21日のニュース