狭心症で入院の松山千春 ラジオで復帰

[ 2008年7月21日 06:00 ]

ラジオ番組で復帰し会見を行った松山千春

 先月25日に不安定狭心症のため入院した歌手の松山千春(52)が20日夜、レギュラーを務めるFM NACK5の生放送番組「松山千春のON THE RADIO」(日曜後9・00)で仕事復帰した。自宅がある札幌市のSTVラジオで臨み、放送前には会見。16日に退院したばかりだが「ただ生き永らえても面白くない。これからも歌手として暴れたい」と誓った。

 千春節は健在だった。約30人の取材陣が集まった会場にワイシャツ姿で現れ「こうして復帰することができました」と一礼。病状、経過を自ら説明し終えると、強気の千春に一転した。

 「心臓の血管の病だけに、たばこを吸っちゃいかん、あれは食べちゃいかんと(医者に)言われている。でも、多分守らない。ただ生き永らえても面白くないしね」とキッパリ。さらに「これからも歌手として暴れたい。また心臓をやられたら寿命だろうと受け止めたい」と続けた。

 全国ツアー中の先月25日に体調不良を訴え、大阪府内の病院で不安定狭心症と診断された。「心臓を手で握られているような痛み。隣町に聞こえるくらい叫びもがいた」同日中に血管に詰まったものを取り除く緊急手術を受け、今月3日に退院。7日に札幌市内の病院に再入院し14日に再手術。16日に退院した。現在は1日に3回薬を飲み自宅で安静にしている。

 ツアーは計7公演が中止。「チケットを買って待っていてくれた人たちに大変申し訳ない」と、この時ばかりは神妙な面持ちになり、10月から全国ツアーを開催する意向を示した。歌手復帰は8月29日。大阪城ホールで行われるタレントのやしきたかじん(58)のイベントとなる予定だ。

 入院中には小田和正(60)や笑福亭鶴瓶(56)から激励の連絡があり、“発見”もあった。邦楽では自らの楽曲だけ聴いていたといい「オレの曲はいい。やっぱ天才」と自画自賛。「オレの曲は入院生活に合う。サザンは合わない。さだ(まさし)は暗すぎる」と分析し、最後には「これぐらいで終わる男じゃありません。まだまだいきますから」と力強く締めくくった。

続きを表示

2008年7月21日のニュース