イスラエル駐英大使、ビートルズに謝罪

[ 2008年7月19日 10:32 ]

 英ロックバンド、ビートルズが1965年、イスラエル公演を計画した際、若者に有害だとして当時の同国教育相がこれを阻んだことを、プロソル駐英イスラエル大使が今年に入ってメンバーらに「深く後悔すべき歴史的怠慢」だと謝罪していた。18日の英紙インディペンデントなどが伝えた。

 これを受けてメンバーの1人、ポール・マッカートニー(66)は9月、イスラエル中部テルアビブで大規模なコンサートを計画している。
 大使は存命のメンバー2人と故ジョン・レノンさん、故ジョージ・ハリスンさんの遺族あての文書で、イスラエル側に「誤解」があったと指摘。「われわれは現代史上最も影響力のある音楽家から学ぶ機会を逸した」と反省の弁を伝えた。
 イスラエル側は同時に、マッカートニーに同国建国六十年記念イベントの一環として公演を依頼。マッカートニー側はテロなど治安面を懸念しているが、未公演の地とあって、実現に非常に前向きだという。(AP)

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2008年7月19日のニュース