ベルサイユで官能の舞 東京バレエ団が野外公演

[ 2008年7月2日 10:32 ]

ベルサイユ宮殿の庭園で行われた東京バレエ団の野外公演

 パリ郊外ベルサイユ宮殿の庭園で1日夜、東京バレエ団が野外公演を行った。人気バレリーナの吉岡美佳さんらは、特設ステージで、伸びやかで官能的な踊りを披露。約7000人の観客は惜しみない拍手を送った。

 同宮殿では「ベルサイユの夕べ」と題して、これまでもバレエ公演やオペラなどのイベントが行われたことがあるが、日本のバレエ団の公演は初めて。「春の祭典」「ルナ」「舞楽」「ボレロ」の4つの作品が披露され、世界的ダンサーのシルビー・ギエムさんが共演した。
 1、2両日のベルサイユ公演は、2カ月余りにわたる欧州ツアーの最後を飾る舞台。昨年11月に死去したフランス出身の振付家、モーリス・ベジャール氏の追悼公演と位置付けられており、この日の演目もすべてベジャール氏の振り付け。
 東京バレエ団とベジャール氏の関係は深く、歌舞伎の演目「仮名手本忠臣蔵」をバレエ化して東京バレエ団が演じた「ザ・カブキ」もベジャール氏が振り付けを手掛けた。(共同)

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2008年7月2日のニュース