大城バネサ 第2の故郷沖縄で凱旋コンサート

[ 2008年6月14日 18:31 ]

沖縄の海をバックに祖父の形見の三線を弾く大城バネサ

 今年8月でデビュー6年目を迎えるアルゼンチン出身の歌姫、大城バネサ(26)が14日、沖縄・久米島のホテルガーデンヒルズで凱旋コンサートを行った。

 祖父母が沖縄の出身で、彼女にとって沖縄は第2の故郷。デビューのときからの夢は、生まれ育ったアルゼンチンと第2の故郷・沖縄でコンサートを開くことで、その夢の1つが今回、実現することになった。
 「デビューしてからの夢がかなえられ、感無量。私が大好きだったおじい(祖父)とおばあ(祖母)が沖縄の出身で、今日は、おじいの形見にもらった三線(さんしん)を持って来ました」
 約400人の熱烈なファンや観光客らが詰めかける中、沖縄を舞台にした6枚目のニュー・シングル「南風(なんぷう)」(詞・松井由利夫、曲・浜圭介、発売=EMIミュージック・ジャパン)をはじめ、デビュー・シングル「鴎も飛ばない海だよ」など全8曲を熱唱した。
 最後まで持ち前の歌唱力で観客全員をステージにくぎ付けにし、「夢だった凱旋コンサートを成功させることができて、おじいもきっと天国のどこかで喜んでくれていると思います」と感激していた。
 NHK「のど自慢」チャンピオン大会(平成14年)で海外勢として初のグランドチャンピオンに輝いた実績を持つ彼女は、来る8月23日に出身地・アルゼンチンで凱旋コンサートを行うことも決まり、「今年は、2つの夢が実現できるのが何よりもうれしいです。新曲を大ヒットさせ、次は第3の夢の“NHK紅白歌合戦”出場も目指したい」と話していた。 

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2008年6月14日のニュース