ビートたけしに“数学普及者の称号”

[ 2008年3月20日 06:00 ]

 日本数学会は19日、数学の普及に貢献した個人などを称える同学会賞出版賞に、テレビのバラエティー番組で数学をテーマに取り上げたタレントのビートたけし(61)を選んだと発表した。近畿大(東大阪市)で24日に開かれる同学会年会で表彰する。

 たけしは、フジテレビの「たけしのコマネチ大学数学科」などの番組で、数学に関する話題を提供。選考委員会には複数の推薦が寄せられたという。古田幹雄東大教授(幾何学)は選出理由を「番組中で自ら問題と格闘し、身もだえする生身の姿を通じて数学の魅力や美しさ、楽しさを広く紹介した」と説明した。
 たけしは「大変光栄です。今日の数学ブームの一端にも貢献し、栄えある受賞に至ったことは大きな喜びです」とコメントしている。

続きを表示

2008年3月20日のニュース