さすがソフィア様 1時間遅れで質問1つ

[ 2008年3月7日 06:00 ]

29年ぶりに来日したソフィア・ローレン

 映画「ひまわり」などで知られるイタリアの大女優ソフィア・ローレン(73)が29年ぶりに来日し、6日、都内で開かれたイタリアのジュエリーブランドの会見に出席した。自身の名を冠した「ソフィア・ローレン コレクション」というジュエリーを身に着け登場。約100人の取材陣が集まったが、質問1つに答えただけで会見はわずか5分で打ち切られた。

 午後2時に始まる予定だった会見。約30分遅れでスタートすると、ジュエリーブランドの経営者一族が登場。午後3時ごろになってようやく、ローレンが姿を現した。

 銀色に輝くハイヒールに合わせた黒のジャケット姿。ジュエリーは彼女のためにデザインされたチョーカーとイヤリングで、無数のダイヤモンドがあしらわれたもの。「美しいコレクションに自分の名前が付けられて光栄」とあいさつし、「イタリアの太陽」と称されたゴージャスな存在感を見せつけた。

 会場には10台のテレビカメラ、約100人の取材陣が駆け付け、一挙一動に注目が集まった。しかし、質疑応答コーナーでは、イタリア人記者の「イタリアをアピールして」というリクエストに、「イタリアのファッションや食文化がなくなると、世界はとても寂しいものになる」と答えただけ。「時間がない」という理由で登場からわずか5分で会見は一方的に打ち切られた。

 思わぬ“肩透かし”に遭った取材陣が慌てて詰め寄り、進行側とソフィアが協議したが、ソフィアのイラだったような「ノー!」の一言が会場に響き渡った。写真撮影が終わると、日本人記者の質問になにひとつ答えることなく会場から立ち去った。

 関係者は「別のフロアで開かれているパーティーに出席しなければならないようだ」と説明。かつてと変わらぬ勝ち気でタフなイメージそのままの振る舞いに、取材陣からは「さすが大女優」との声が漏れた。

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2008年3月7日のニュース