あゆ 世界的リミックスアルバム発売

[ 2008年3月7日 06:00 ]

 歌手の浜崎あゆみ(29)がリミックスアルバム「ayu―mi―x6」を26日に発売する。1月に左耳の聴力を失ったと告白して以来、初めての作品。「BLUE BIRD」などのヒット曲のアレンジに世界各国の大物DJを起用した。12日からは最新アルバム「GUILTY」の収録曲を世界25カ国に配信。デビュー10周年を迎え、世界進出を視野に入れたもようだ。

 リミックスアルバムは03年9月以来、6作目で、ゴールド、シルバー盤の2枚を同時発売。今年はデビュー10周年の節目とあり、ローリング・ストーンズやブリトニー・スピアーズら、リミックスを手掛けた米国のアルマンド・ヴァン・ヘルデンや、アカデミー賞のパーティーでDJを務めるフランスのステファン・ポンポニャックら、世界的に知名度の高い各国の人気DJに依頼した。

 ゴールド版はアップテンポな楽曲を、シルバー版はバラード曲を収録。「STEP you」はパンク調に、「HEAVEN」はハウス調に仕上がった。浜崎自身の希望も取り入れ、構想1年、製作期間に6カ月を費やした。

 リミックスを手掛けたDJは、英国やカナダなど欧米人が中心。過去5作より豪華布陣を敷いたのは、欧米進出を視野に入れたものと考えられる。今年の元日に発売したアルバム「GUILTY」の収録曲は12日に、日本人アーティスト史上最多タイとなる世界25カ国へ配信されることが決定。うち欧米諸国は19カ国となっている。

 デビュー10周年記念シングル「Mirrorcle World」(4月8日発売)のプロモーションビデオの撮影で2月中旬にパリを訪れた際、滞在先のホテル前で現地のファン約80人に囲まれて握手攻めにあった。欧米はビジュアル系ロックバンドが人気だが、現地ファンがインターネットで日本の音楽を親しむうちに「日本の人気No・1アーティスト」として浜崎の知名度が一気に広まったようだ。昨年、台湾、上海などで初のアジアツアーを成功させているが、欧米から公演オファーも相次いでおり、今後の浜崎の動向に注目が集まる。

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2008年3月7日のニュース