主役「キリン」死んでドラマ放送中止

[ 2008年1月12日 06:00 ]

 NHKで3月に放送予定のドラマ「ワイルドライフ」の収録後に秋田市の大森山動物園のキリンが死んだことに関連し、キリンが登場する第3話「子キリン・銀河」の放送が中止されることが11日、決まった。

 ドラマを制作した「アジア・コンテンツ・センター」は「キリンの場面は撮り終わっていたが、役者のシーンはまだ撮影していなかった。キリンが死んだ事実を重く受け止めて撮影を中断していたが、放送に間に合わないと判断した」と説明。
 第3話は足を切断した子キリンを救おうと獣医らが奮闘する物語で、昨年12月10日から3日間、同動物園のメスの赤ちゃんキリン「ひまわり」(5カ月)を“主役”に撮影された。直後の同15日に母親の「リリカ」(5歳)が循環器不全で急死。同21日に「ひまわり」も死んだ。動物園側はひまわりの死因についてストレスによる衰弱死と発表。アジア・コンテンツ・センターは「動物園側と入念に打ち合わせをして、撮影でむちゃなことはしていない」と話した。

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2008年1月12日のニュース