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新日入団発表のウルフ プロレス転向の理由は「好きだから」「やるなら新日でやりたい。それ以外はない」

[ 2025年6月23日 14:23 ]

新日本プロレス入団会見をするウルフ・アロン(撮影・篠原岳夫)
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 柔道の21年東京五輪男子100キロ級金メダリストのウルフ・アロン(29)が23日、都内のホテルで会見し、新日本プロレスへ入団することを発表した。同日付で新日と所属契約をかわした。日本の柔道五輪金メダリストのプロレス転向は史上初となる。

 新日の棚橋弘至代表取締役社長によると、入団はウルフの強い意志によるものという。ウルフは新日本プロレス中継「ワールドプロレスリング」を毎週見ていた大学生の頃から、「選手のみなさんが裸一貫で戦っている格好良さ、柔道とは違った見せ方に魅力を感じていた」とプロレス転向を考えていたと明かした。「やるなら新日本でやりたい。それ以外の気持ちはない」と語った。

 今月上旬に柔道最後の試合を終えたあと、新日本プロレスで話し合いを行い、入団が決まった。今月から本格的にプロレスの練習を開始したという。パリ五輪後の「1年間、本当にやり残すことなく柔道をやれたので、憧れであったプロレスの道に進ませていただきます。なぜプロレスを、と言われたら好きだからです。試合前試合後、全ての生きざまを見せるのがプロレスと思っています」と熱弁した。

 日本の柔道五輪金メダリストのプロレス転向は史上初めてとなる。同じく五輪メダリストが新日本のマットに上がれば1997年の小川直也(当時所属はUFO)以来。また、日本の五輪代表で新日入団は、1992年のバルセロナ五輪レスリング代表の中西学以来33年ぶりとなる。

 中邑真輔(現WWE)、オカダ・カズチカ(現AEW)ら新日本を引っ張ってきた日本人レスラーが海外へ移籍。2026年1月4日の東京ドーム大会で棚橋社長が引退するだけに、同大会でデビューするウルフは新日本の次世代エースとして期待される。

 ◇ウルフ・アロン(うるふ・あろん) 1996年(平6)2月25日、東京都出身の29歳。6歳から柔道を始め、東海大浦安高では高校3冠を達成。東海大進学後、全日本ジュニア優勝、世界ジュニア3位。大学2年時、グランプリ・ウランバートルでIJFワールド柔道ツアー初優勝。大学4年の全日本選抜体重別選手権で2連覇を達成し世界選手権も制す。21年開催の東京五輪柔道男子100キロ級で金メダルを獲得。23年にパーク24へ移籍し、24年パリ五輪の混合団体で2大会連続銀メダル。25年6月8日、「全日本実業柔道団体対抗大会」を最後に現役を引退した。1メートル81。得意技は大内刈り。

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