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“サラリーマンボクサー”阿部麗也が日本王座返り咲き 世界再挑戦へ「諦めないで目指していく」

[ 2025年6月19日 19:25 ]

プロボクシング 日本フェザー級王座決定戦   同級1位 大久祐哉(金子)<10回戦>同級2位 阿部麗也(KG大和) ( 2025年6月19日    東京・大田区総合体育館 )

<日本フェザー級王座決定戦 大久祐哉vs阿部麗也>3-0の判定で阿部が王座返り咲き(撮影・長久保 豊)
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 フェザー級の元日本&WBOアジア・パシフィック(AP)2冠王者の阿部麗也(32=KG大和)が日本王者に返り咲いた。WBO世界ウエルター級タイトルマッチのアンダーカードで行われた日本フェザー級王座決定戦で、ランキング1位の大久祐哉(28=金子)に3―0で判定勝ちした。

 前進して右を打ち込もうとするタイトル初挑戦の大久に対し、阿部は細かいステップで自分の距離をつくりながらカウンターの左ストレート、右フックを再三ヒット。5回を終えての途中採点で3―0(49―46×2、48―47)とリードした。7回には大久が右フックを当てて会場を沸かせたが、阿部は接近戦でボディーやアッパーを集めて対抗。最後まで主導権を明け渡さず、ジャッジの採点は2人が96―94、1人が97―93でいずれも阿部を支持した。大久はプロ11戦目での初黒星となった。

 自動車部品などを製造するプレス工業勤務の阿部は、昨年3月に世界初挑戦。IBFフェザー級王者ルイス・アルベルト・ロペス(メキシコ)に8回TKO負けした。それでも同10月の再起戦に勝ち、今年3月には12年ロンドン五輪バンタム級銅メダリストで元WBO-AP&東洋太平洋フェザー級王者の清水聡(大橋)と引き分け。3月に前日本フェザー級王者の松本圭佑(大橋)が減量失敗により王座を返上し、松本の防衛戦の相手に予定されていた大久との決定戦が決まった。

 23年に2つの王座を返上して以来2年ぶりのタイトル獲得にも、阿部の自己評価は低かった。リング上でのインタビューでは「このベルトが目的ではなく、良い勝ち方をして自分の評価を上げるために組んでもらった試合だったのに、評価が上がる内容ではなく、いつもの自分の悪いところが出てしまった。ベルトを取れたことだけが救いですね」とコメント。「阿部もっといけよ、と思っている人がほとんどだと思う」と反省を口にする一方、「また世界の舞台に戻るために再起してる。そこを期待して応援してくいれてる人のためにも、諦めないでそこを目指していく」と世界再挑戦を誓った。

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