“忍者レスラー”太田忍 レジェンド所に「負ける気ない」 いざ大みそかRIZIN.格闘家初戦!

[ 2020年12月3日 05:30 ]

対戦相手の所(右)と並んでファイティングポーズをする太田(撮影・島崎 忠彦)
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 格闘技イベント「RIZIN.26」(31日、さいたまスーパーアリーナ)の会見が2日、都内で行われ、参戦が決まっている16年リオデジャネイロ五輪レスリング男子グレコローマンスタイル59キロ級銀メダリストの太田忍(26=フリー)も参加した。実力者の所英男(43=リバーサルジム武蔵小杉 所プラス)との対戦に不安をささやくファンもいる中、格闘家に転身した覚悟を示し、必勝を誓った。

 電撃参戦が発表された21日の「RIZIN.25」から11日。太田の自信は深まっていた。ベテランの所も同席した会見で「負ける気はないので、しっかり準備をして臨む」と言い切った。

 リオデジャネイロ五輪では決勝に進出し、敗れはしたもののグレコローマンでは00年シドニー五輪の永田克彦以来となる銀メダルを獲得した。昨年9月の世界選手権では非五輪階級の63キロ級で優勝。67キロ級に階級を上げた同年12月の全日本選手権では初戦負けし、東京五輪出場を逃した。今年9月に所属先だったALSOKを退社し、格闘家転身に向けての準備に着手した。現在は「寝技、打撃も含め、多くの人にお世話になっている」と多角的に練習を重ねている。

 レスリングで実績があっても、総合格闘技で通用するとは限らない。太田が目にしたSNSには「“MMA(総合格闘技)は甘くない”」という書き込みもあったが「それは僕も感じている。覚悟して転向している」と並々ならぬ決意を示した。対戦相手の所は格闘技イベント「HERO’S」などで活躍し、近年はグラップリング(組み技)の大会を主戦場にしている。グラウンドでは所優位と見る向きもあるが「所さんの強さを生かさない練習もしている。しっかり対応できる練習をしている」と豪語した。

 同じく総合格闘家に転向した永田克彦は通算6勝7敗で、判定以外の勝利はデビュー3戦目のTKOの1度だけだった。32歳での転向だった永田に対し、太田は26歳と若い。「忍者レスラー」の異名を持つ男は、レジェンドを超えることで新たな歴史を刻む。

 ◆太田 忍(おおた・しのぶ)1993年(平5)12月28日生まれ、青森県出身の26歳。八戸キッズクラブでレスリングを始める。山口・柳井学園高からグレコローマンとの二刀流に取り組み全国高校選手権を連覇。日体大入学後にグレコに本格転向し、16年リオ五輪59キロ級で銀メダルを獲得した。東京五輪は60キロ級で文田健一郎が代表に内定したため、67キロ級での出場を目指したが、代表を逃した。1メートル65。海外での愛称は「忍者レスラー」。

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