激闘制した井上尚弥「右ストレートも打てない状態」から作戦「切り替えた」

[ 2019年11月7日 23:53 ]

WBSSバンタム級トーナメント決勝   〇WBA&IBF王者・井上尚弥 判定 WBAスーパー王者ノニト・ドネア● ( 2019年11月7日    さいたまスーパーアリーナ )

11R、鬼の形相でボディを打つ井上尚弥(撮影・長久保 豊)
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 ワールド・ボクシング・スーパーシリーズ(WBSS)バンタム級トーナメント決勝は7日、さいたまスーパーアリーナで行われ、WBA&IBF世界同級王者・井上尚弥(26=大橋)は5階級制覇のWBA同級スーパー王者ノニト・ドネア(36=フィリピン)に判定勝ち。WBSS優勝を飾り、ムハマド・アリ・トロフィーを獲得。WBA同級スーパー王座を統一するとともに3度目の防衛、IBF王座の初防衛に成功した。プロデビューから19戦全勝。

 【井上尚弥に聞く】
 ――試合を振り返って。
 「試合前から言っていた世代交代。結果的には、できたと思っている。全然、皆さんの期待通りの試合はできていなかったと思う。これがボクシング。甘い世界じゃないと自分自身、今日の試合を通して分かった。今日の経験を生かして次戦から精進して頑張りたい。また、今日ドネア選手と戦えたこと、本当に自分のキャリア1番の経験だと思っています。こういう結果が出せてよかった」

 ――右目が見にくくなったが、詳しい状態は。
 「2ラウンド目、3ラウンド目でしたかね…。あいまいですけど。左フックをもらって、そこから12ラウンドまでドネアが二重に見えていた状態が続いた。ちょっと見てもらったが、骨には異常がないかなという状況です」

 ――7~9ラウンドで流れが悪くなった。9、10ラウンドの間に何を考えたか。
 「自分のセコンドの中でポイントが7、8ラウンドいくまで取っているだろうという計算だった。1度、7、8は捨てるラウンドを作った。残り4、3ラウンドをしっかり取ろうという。目も全然見えてなかったので。右目がふさがり、血で見えなかった。右ストレートも打てない状態。だったら、ポイントアウトしようと作戦を切り替えた」

 ――トップランク社と複数年契約で合意した感想は。
 「トーナメントが終わって、このような契約ができて本当にうれしく思います。この契約が自分のキャリアに今後、どういうものになるか把握、覚悟しながら。厳しい戦いが待っていると思うので、その戦いを1つ1つクリアするために練習を精進してやりたい」

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