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井上尚弥、5階級制覇ドネアとの死闘制し判定勝ち「ドネア選手めちゃくちゃ強かった」

[ 2019年11月7日 23:07 ]

WBSSバンタム級トーナメント決勝   〇WBA&IBF王者・井上尚弥 判定 WBAスーパー王者ノニト・ドネア● ( 2019年11月7日    さいたまスーパーアリーナ )

12回を闘い終え、ドネア(左)と健闘を称え合う井上尚弥(撮影・島崎忠彦)
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 ワールド・ボクシング・スーパーシリーズ(WBSS)バンタム級トーナメント決勝は7日、さいたまスーパーアリーナで行われ、WBA&IBF世界同級王者・井上尚弥(26=大橋)は5階級制覇のWBA同級スーパー王者ノニト・ドネア(36=フィリピン)に判定勝ち。WBSS優勝を飾り、ムハマド・アリ・トロフィーを獲得。WBA同級スーパー王座を統一するとともに3度目の防衛、IBF王座の初防衛に成功した。プロデビューから19戦全勝。

 試合は序盤からハイレベルな攻防となった。2回にドネアの左を受けて右目上を出血。3回には鼻からの出血と劣勢に。中盤も一進一退の攻防戦。9回にはドネアの右ストレートで一瞬ひざが落ちかける最大のピンチも。だが、井上は耐え抜き10回以降に猛ラッシュ。11回には右アッパーからの左ボディーでドネアが悶絶。ダウンを奪った。最終12回も激しく攻め立て、難敵から判定勝ちを飾った。

 井上は試合後「ドネア選手がめちゃくちゃ強かった。(右目上を切った)2回から最後までぼやけていた。世代交代といえる内容ではなかった。これが今の実力。1年間闘って、優勝できたことは満足している」と振り返った。

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