小原佳太　再起戦を4回TKO勝利で飾るも「ここまでダメだとは思いませんでした」

4回TKO勝ちで再起戦を飾り、笑顔を見せる小原佳太
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　ボクシングの前WBOアジアパシフィック・ウエルター級王者・小原佳太（32＝三迫）が再起戦を4回TKO勝利で飾った。13日、東京・後楽園ホールで行われたノンタイトル10回戦でインドネシア同級6位のジョスマル・オフィ（30）を下した。

　今年3月に米国でIBF世界ウエルター級挑戦者決定戦に臨んだが、クァドラティロ・アブドゥクハロフ（ウズベキスタン）に無念の判定負け。再び世界を目指す第一歩となる試合に勝利し、「ウエルター級で日本で1番強いのは僕だと思っている。今年1年、ラストだと思って誠心誠意頑張ります」と観客にアピールした。

　ただ、控え室に戻った小原は攻撃をしてこない相手を攻めあぐね、結局1度もダウンを奪えないままのTKOに不満げ。「ガードを固める相手に対して自分の“引き出し”がなかった。実力不足です。ここまでダメだとは思いませんでした」とまるで敗者のようなコメントを並べた。

　それでも三迫会長は「負けた訳じゃない。短い期間でこうして再起することができた」と擁護。「本人は世界しか見ていないと思う。ありとあらゆる方法を模索して、海外も含めトライしていきたい」と世界再挑戦へのサポートを約束した。