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田中教仁 2年前に敗れた春口を判定で下し初防衛に成功

[ 2019年6月13日 21:47 ]

<日本ミニマム級タイトルマッチ>判定勝ちで初防衛に成功し、笑顔の田中教仁
Photo By スポニチ

 プロボクシングの日本ミニマム級タイトルマッチ10回戦は13日、東京・後楽園ホールで行われ、王者・田中教仁(34=三迫)が挑戦者で同級8位の春口直也(29=橋口)を判定3―0(96―93、97―92×2)で下し、初防衛に成功した。

 田中にとっては17年5月に敵地・鹿児島で敗れた春口とのリベンジマッチ。1回にカウンター気味の左ジャブでぐらつかせるなど序盤から主導権を握り、5回には強烈な右フックでダウンを奪う。だが、そこから仕留め切れず、9回には右ストレートを顔面に浴びてふらつくピンチもあったが、3~5点差をつけて逃げ切り、今年1月に獲得した王座を守った。

 「春口選手は本当に強い選手でした。リベンジという気持ちは消して、1回1回きっちり集中力を高めて戦いました」

 2年前の対戦では2度のダウンを奪いながら後半に追い上げられて僅差の判定負け。今回も似たような展開になりつつあったが、それを阻止できたのは成長の表れだ。

 すでにIBF6位、WBO10位、WBA13位と3団体で世界ランク入り。「まだまだ足りないところもあるけど、上に行きたい気持ちはある。それは会長に委ねます」と世界挑戦をアピールしていた。

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2019年6月13日のニュース