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那須川天心 TKO快勝も満足せず「空回りした。力みが多かった」

[ 2019年4月21日 23:14 ]

<RIZIN.15>2回、ビアグタンを攻める那須川(右)(撮影・会津 智海)
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 格闘技イベント「RIZIN.15」で、那須川天心(20=TARGET/Cygames)はボクシングの世界6階級制覇王者マニー・パッキャオ(40=フィリピン)の推薦選手であるフリッツ・ビアグタン(23=フィリピン)にTKO勝ちしたが、内容には満足していなかった。

 試合後のインタビューで「(試合が)級に決まって、いろいろ試そうと空回りした。力みが多かった」と振り返った。試そうと思ったことの一つは右のパンチ。「左で倒すことが多かったので、右で倒したいと思って力んだ。これを経験したことで次はできるかなと。意識してやっていくうちに無意識でできるようになる。まだまだ練習不足」と話した。

 パッキャオからは試合後に声を掛けられたという。「“すごい良かった。強いね”と言われた。強い人は多くを語らないんだなと思った。次期大統領になるかもしれない人は、圧がありました」と明かした。

 昨年大みそかはボクシングの元世界5階級制覇王者のフロイド・メイウェザー(42=米国)とスペシャルエキシビションで対戦し、今回はパッキャオの推薦選手と対戦した。元UFC世界ライト級王者で、ボクシングでメイウェザーとも闘っているコナー・マクレガー(30=アイルランド)も「自分のことを知っている」という。

 「そう考えると凄い。いい人生を送っている。濃密というか展開が速い。もっともっと自覚を持たないといけない」。20歳の若武者は、自分が置かれている立場をきっちりと受け止めていた。

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