×

高橋、下克上へ見てろよドヘニー!聖地MSGで自身初の世界戦

[ 2019年1月19日 05:30 ]

IBF世界スーパーバンタム級タイトルマッチ   王者TJ・ドヘニー(アイルランド)《12回戦》同級10位・高橋竜平 ( 2019年1月18日    米ニューヨーク マジソンスクエアガーデン )

計量後に近距離でフェースオフする王者ドヘニー(中央左)と高橋竜平
Photo By 提供写真

 前日計量が行われ、王者ドヘニー、世界初挑戦の高橋ともにリミットを100グラム下回る55・2キロで一発パス。写真撮影のフェースオフでは額が触れるほど両者が近づき、激しく火花を散らした。

 昨年12月に王者陣営から初防衛戦の相手としてオファーされたが正式決定したのは試合1週間前の11日。試合が2月9日という情報もあり、高橋は1月4日から3日間は完全休養し、減量も一時的にストップしていたという。渡米前には「けっこう食べちゃったんですけど…リミッターを外さなくて良かった」と苦笑いしていた。計量を終えた高橋は「これから体を回復させて明日までにしっかり仕上げていきたい。気持ちでは負けたくない」と抱負を語った。

 普段から故郷の加茂市長に贈られた桃やルレクチェ(洋梨)、新潟米「新之助」など地元食材を好んで食べている。米国にも新潟の餅を持参しており、王座奪取へのパワーの源とするつもりだ。

 国内での実績はほぼ皆無で、日本ランキングは11位。だが、海外でIBF地域タイトル(日本非公認)を獲得する、たくましさを持つ28歳。王者から「手ごろな相手」として選ばれた男は、ボクシングの聖地・マジソンスクエアガーデンで“下克上”を狙っている。

続きを表示

2019年1月19日のニュース