交流戦前に盛り返しつつあるロッテ 高まるチームの一体感

[ 2026年5月20日 08:00 ]

ロッテ・西川
Photo By スポニチ

 開幕から2カ月近く過ぎ、来週26日からセ・パ交流戦がスタートする。ロッテはエースとして活躍が期待された種市が左アキレス腱断裂で今季中の復帰は絶望的。リードオフマンとして打線をけん引してきた藤原は右肩亜脱臼で戦線離脱中と、投打の柱を欠いている。だが、14日の日本ハム戦から17日のオリックス戦まで今季初の4連勝を飾るなど、やや盛り返しつつある。

 藤原不在の中、サブロー監督は試行錯誤の末に1番・高部、2番・小川、3番・西川の打順を編成。これが好結果につながった。小川、西川は12日の日本ハム戦で第1打席で藤原の登場曲を使用した。「単純に(藤原)恭大が乗り移ってくれればいいかなと。藤原恭大にパワーをもらえるようにって意味で使わせてもらっています」と小川。12~17日の1週間(6試合)は、打率・308の好成績を残した。「良いタイミングで、良いポイントで、良いスイング軌道で打った結果」と自己分析。打順が変わったことは関係ないとしながらも「粘ってフォアボールを取るっていうよりは、甘い球が来たらしっかりヒットを狙う。打って出塁するっていうところを意識しています」と強調した。

 西川は「キャンプからずっと(藤原)恭大さんと一緒にバッティングしてきて、本人が一番苦しい思いをしていると思うんで、恭大さんの分も頑張ろうと思っています」と宣言。14日の日本ハム戦で先制適時打と2号本塁打、翌15日のオリックス戦では2試合連発となる決勝3ランを放った。藤原、西川ともに今季の目標に最多安打&首位打者を掲げる。19日時点で藤原がリーグ3位の打率・297、西川は打率・289で4位につけ、48安打は日本ハム・レイエスの53安打に5本差の2位だ。

 「最短で帰ってきてもらって、恭大さんと(タイトルを)争えるように頑張りたいなと思ってます」と早期復帰を願った西川。「藤原の分も…」という思いを抱いているのは登場曲を使用している2人だけではない。藤原に代わって1軍昇格した山口は同学年で同期入団。「恭大の代わりには絶対になれないけど、違った意味で雰囲気変えたり、僕の持ち味を出した打撃はできると思う。恭大の分も頑張っていきたいなと思います」と強い決意を持って臨む。13日の日本ハム戦では今季1号。4番起用された16日のオリックス戦では0―0の6回1死一塁から左翼フェンス直撃打でチャンスを広げ、佐藤の2点適時打を呼び込むなど奮闘している。

 投手陣もジャクソンや田中らが種市への思いを口にするなど、チーム全体として一体感は高まっている。種市、藤原の離脱は戦力的に大きな痛手であることは間違いない。だが、選手一人一人が、チーム全体が、この苦難を乗り越えて強くなってくれたらと期待している。
(ロッテ担当・大内 辰祐)

「大谷翔平」特集記事

「始球式」特集記事

野球の2026年5月20日のニュース

広告なしで読む