広島・田村俊介 今季初1軍昇格へ悲壮覚悟「ラストチャンスぐらいの気持ちで頑張りたい」

[ 2026年5月12日 05:05 ]

1軍での活躍を誓う広島・田村
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 広島・田村俊介外野手(22)が、12日に今季初めて出場選手登録され、巨人2連戦(岐阜、福井)に参戦する。ファーム・リーグでは出場28試合で打率・305、1本塁打、10打点。左太腿裏痛で離脱した秋山翔吾外野手(38)に代わる満を持しての昇格に、高卒5年目を迎えた左のスラッガーは「ラストチャンスぐらいの気持ちで頑張りたい」と言葉に力を込めた。

 10日のファーム・リーグ、オリックス戦後に昇格の知らせを聞いたという田村は、やる気に燃えていた。巨人戦遠征(岐阜、福井)に出発したチームに11日から合流し、12日に今季初めて出場選手登録される見込みだ。

 「ずっとチャンスをもらっているけど、なかなかつかみ切れていないし、期待に応えられていない。ラストチャンスぐらいの気持ちで頑張りたい」

 ファーム・リーグではここまで28試合に出場し、打率・305、1本塁打、10打点。打率は4月中旬まで2割台前半で推移したが、徐々に上昇カーブを描き始め、5月は月間打率・375をマーク。秋山の離脱もあり、晴れてお呼びがかかった。

 「タイミングを早く取ったり、しっかり打つ体勢を取る。クイックで投げたりとか、どんな投手(が相手)でも、それが大前提。一番大事なことを改めてしっかりやった結果、いい打席が増えた」

 打ち方をあれこれ変えて伸び悩んだ過去がある。新井監督をはじめとする1、2軍の指導者から、多様な表現でアドバイスを受けたが「思い返すと、言われていることは一緒だなと思った」。それがタイミングを早く取る、打つ体勢をしっかり取る。迷いは消えた。

 「(1軍の)試合はずっと見ていた。同学年の平川や勝田が活躍する姿をテレビで見ていた。2軍にいる立場じゃない。そこに加わりたいと思った」

 高卒5年目。大学から入団したルーキーたちとは同学年で刺激を受けてきた。ファームで結果を残し、ようやくかなった1軍昇格。本当の勝負はここからだ。

 「なかなか結果が出なかった中で、原点というか、最初の方に戻って良くなった。これを大事にやっていかないといけないと思う」

 いまだ記憶に鮮烈な24年春。田村は20歳で侍ジャパンに選ばれ、欧州代表との強化試合に出場した。あれから2年。「勝負の年」と位置付ける今季、早咲きだった…という過去形では終わらせない。

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