ソフトバンク・前田悠伍 直球今イチでもフォーク有効活用、3年目の成長を証明 残す課題はスタミナ

[ 2026年5月4日 06:00 ]

パ・リーグ   ソフトバンク0―7楽天 ( 2026年5月3日    みずほPayPay )

<ソ・楽(9)>先発・前田悠のピッチング(撮影・成瀬 徹) 
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ソフトバンクの前田悠伍投手(20)が3日、先発した楽天戦で5回4安打無失点と好投した。警戒していた大阪桐蔭の先輩・浅村を2打数無安打に抑えるなど、出力が増している直球に変化球を交えてテンポよく打たせて取った。プロ3年目の確かな成長も示しつつも、球数64球で降板とスタミナ面では課題も残った。チームは今季2度目の零敗。日本ハムとの開幕カード以来の同一カード3連勝を逃した。

 5回を投げ終えると小久保監督からベンチで交代を告げられグータッチを交わした。前田悠が5回無失点。打線の援護がなく今季初白星はお預けとなったものの、3年目の成長を証明した。

 「もう少し投げられたらベストでしたけど、最低限のピッチングはできたかなと思っています。真っすぐが前回に比べるといってませんでしたが、変化球を意識して低めに集めていきました」

 今季初めてマウンドに立った4月26日のロッテ戦(鹿児島)は2回で降雨ノーゲームで仕切り直しの登板だった。年々、出力が増している直球のこの日の最速は148キロを記録した。自身の感覚的には物足りなかったと振り返ったが、フォークを有効活用するなどクレバーな投球でゲームメーク。許した4安打は全て単打だった。

 相手打線に名を連ねた大阪桐蔭の2人の先輩も封じた。「偉大な方」と話す母校のレジェンド・浅村に対しては、初回2死一塁の対戦では直球で二ゴロに抑えた。4回1死二塁はチェンジアップで左飛に打ち取った。「2打席なのでまだ抑えたとは言えない。次の対戦でもしっかり抑えていければ」。自身が1年生の時に3年生だった繁永は2回に内角高めの146キロ直球で二飛。5回はフォークで二ゴロに仕留めた。

 一方で先発として課題も残った。球数64球での交代。球速が落ちてきたことによるベンチの判断だった。小久保監督は「ゲームをしっかりとつくりましたね。だいぶ球が落ちましたけど。(今季)初登板みたいなもの。ゲームを壊さないように目いっぱいにいったんでしょう。いいじゃないですか。課題は明確で」とスタミナ面について言及した。

 前田悠は余力あるつもりだったが、直球の平均球速は立ち上がりに比べて5キロほど低下していた。「投げたい気持ちはありましたけど、もっともっと抑えていき、信頼を勝ち取っていければ」。1軍に定着すべく、さらなるレベルアップを目指していく。 (木下 大一)

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