【高校野球】日本高野連会長が電撃辞任 数少ない「7回制慎重派」、議論最終盤に不祥事でトップ交代

[ 2026年4月25日 05:00 ]

高野連の宝会長
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 日本高野連は24日、宝馨会長(69)が辞任し、北村聡副会長(69)が後任に選ばれたと発表した。大阪市内で開いた理事会で決まった。同日までに辞任届が提出され、受理された。来年5月までの任期途中での辞任に同連盟は「一身上の都合」と説明した。

 同連盟によると審議委員会で審議すべき内容の事案が今月発覚したという。事実関係を調査し、審議委員会で日本学生野球憲章に基づいて厳重注意措置とした。井本亘事務局長は「学生野球憲章の理念、基本原則に抵触する内容だったと理解していただければ」とし、不祥事による辞任であることを認めた。だが「注意・厳重注意については原則非公開」との規定に基づき、詳細は非公表とした。

 21年12月に就任した宝会長は、低反発の新基準バットや夏の甲子園大会の2部制導入などに携わり「7イニング制等高校野球の諸課題検討会議」のメンバーでもあった。7回制の導入可否の議論が最終段階を迎えていた中で同連盟のトップが交代する異例の事態。7回制に関しては、宝会長は日本高野連内では少数の「慎重派」だった。選手や指導者から反対意見が根強い2イニング短縮の大改革。会長の交代が今後の議論にも影響する可能性がある。

 ◇宝 馨(たから・かおる)1957年(昭32)2月12日生まれ、滋賀県出身の69歳。兵庫・西宮北高から京大工学部に入学。硬式野球部では投手として活躍した。1981~82、2013~14年の計4年間8季で監督を務め部長も歴任。10~13年は関西学生野球連盟副会長。18年4月から京大大学院総合生存学館教授。21年12月に高野連会長に就任した。

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