低め判定に泣いた男に追い風 ジャッジ、ABS初使用で一発「これを武器として使うことはできる」

[ 2026年3月29日 09:49 ]

<ジャイアンツ×ヤンキース>今季1号を放つヤンキースのジャッジ(AP)
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 ニューヨーク・ポスト紙が自動ボール・ストライク判定システム(ABS)がヤンキースのアーロン・ジャッジ外野手(33)の助けになると28日(日本時間29日)に報じた。

 背が高いために長年にわたり、ストライクゾーンの下と見られる球をストライクと判定されるケースが多かったからだ。ジャッジの後ろを打つコディ・ベリンジャーはジャッジの膝下の球がストライクと判定されることがいかに多いかをよく知っている。ベリンジャーは「いつも彼の後ろで打っているからよく分かる。(ABSは)プラスになると思う。アーロンはゾーンをよく理解しているからね」と語った。

 27日のオラクル・パークで行われたジャイアンツ戦、ジャッジは初めてこのシステムを使用し、今季初本塁打につなげた。6回表、無得点で二塁にポール・ゴールドシュミットを置いた場面。ジャッジは左腕ロビー・レイに対し1-0とカウントをリード。その後のスライダーは球審チャド・フェアチャイルドによってストライクと判定された。ジャッジはこの判定にチャレンジ。結果はわずかに低く、ボールと覆された。その後フルカウントまで粘ると、左翼へ405フィート(約123メートル)の本塁打を放ち、ヤンキースに先制点をもたらした。

 「判定はそのままになると思っていた。際どい球だった。いつも際どい球でチャレンジするつもりはない。でも重要な場面でカウントを有利にできるならやるよ」とジャッジ。同点で得点圏に走者がいて、相手投手のレイが好投していたことから、チャレンジの価値はあると判断した。ジャッジはまだABSシステムに慣れている段階で、初の使用に「変な感じだった」とも語った。「ゲームの一部だから、慣れていかないといけない。自分は打者だし、打つことに集中しないと」。今回の一発は、ジャッジがさらに危険な打者になり得ることを示す。「これを武器として使うことはできる。重要な場面で使える“チャレンジ”を持っているのはいいことだ。今後どうなるか見ていこう」と話している。

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