広島・中村奨成 変幻自在の2番に 9年目で初の開幕スタメン濃厚 「犠牲になって時にはチャンスつくる」

[ 2026年3月26日 05:45 ]

マツダスタジアムに隣接する屋内練習場でウオーミングアップする広島・中村奨成
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 広島・中村奨成外野手(26)が25日、変幻自在の2番打者を目指すと意気込んだ。あす27日の開幕・中日戦(マツダ)は「2番・右翼」で初の開幕スタメンが濃厚。昨季は81試合のスタメンでわずか4試合しか経験していない打順でスタートを切る。「メリハリを大事にして、去年よりいいものを出したい」。勝負の高卒9年目がマルチな役割を担う覚悟を示した。

 中村奨は、開幕戦を「楽しみ」と心待ちにした。高卒9年目で初の開幕スタメンが濃厚。起用が見込まれる2番では、状況に応じた打撃で、変幻自在の活躍を期した。

 「2番だったら、自分が犠牲になってでも、いい形で後ろに回せたらいい。時にはチャンスをつくって、攻める時は攻める。引く時は引く。メリハリを大事にして、去年よりいいものを出したい」

 昨季はスタメン出場した81試合のうち、2番に座ったのは、わずか4試合。主に1番を任されてきたが、今季は新たな打順で臨む。真価が問われるものの心配は無用だ。今春のオープン戦はスタメン出場15試合のうち13試合で2番として出場。打率・319は12球団3位を誇った。出塁率・414も同2位と上位に名を連ねた。

 「技術的にも右(方向)に意図的に打てたり、そういうのはできるようになってきた。これが実際にシーズンに入ってできるかどうか」

 オープン戦で記録した15安打の打球方向も中堅から右翼方向の安打は10本だった。2番打者は試合の状況次第では進塁打など、つなぎの役割を求められる。ただ、期待に応えられるだけの技量は既に兼ね備えている。今春は福地打撃チーフコーチとともに打撃改造にも着手。「もう一段階打球の強さを出したい」。昨季以上に球を捉えるポイントを試行錯誤。「キャンプから取り組んできたことが、オープン戦の結果で出た。自信にしていけたら」と手応えも口にした。

 かねて新井監督も「去年の経験が自信になっていると思う。着実に成長している」と評価していた。それでもレギュラーが確約されているわけではない。当然ながら中村奨にも油断はない。ここからが本当の勝負だと気合を込めた。

 「レギュラーではないので。(相手に対策される中で)そこを打っていかないとレギュラーはないと思う。去年よりいい成績を出せるように頑張りたい」

 相手の開幕投手は通算51勝右腕の柳。昨季の対戦成績は7打数3安打で打率・429を誇った。好相性の後押しを受けて、スタメン定着へ最高の開幕ダッシュを決める。(長谷川 凡記)

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