NPB救援投手に新たな称号 火消しに賞「HIKESHI賞」 ポイントで勝負賞金100万円

[ 2026年3月26日 05:30 ]

HIKESHI賞の発表会に出席した(左から)損保ジャパン・石川社長、五十嵐氏、磯山さやか、NPB・中村事務局長
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 日本野球機構(NPB)は25日、年間を通して活躍した救援投手を表彰する「損保ジャパン HIKESHI(ひけし)賞」を新設すると発表した。ピンチを抑えた貢献度など独自の指標で算出された1年間の獲得ポイントで争われ、セ、パ各リーグから1人ずつ表彰される。賞金は100万円で、火消し役の救援投手に新たな称号が加わる。

 過酷な持ち場の割に報われることの少ない救援投手。新たな賞のおかげで、評価する明確な指標がなかったワンポイントリリーバーにもスポットライトが当たる。

 現場からは喜びの声が上がった。巨人・田中瑛は昨季62試合50回2/3に登板。「うれしい。目指すことが増えるので頑張ります。火消しの場面で行ったら抑えて、賞に近づきたい」と声を弾ませた。

 「HIKESHI賞」は1年間の獲得ポイントで争われる。1アウト獲得につき1ポイントを加算。さらに前任の投手が残した走者がいる場合は加点ポイントがある(一塁は1点、二塁は2点、三塁は3点)。登板時に背負った走者の状況などが反映され、ピンチをしのぐと高いポイントを獲得する仕組みだ。

 仮に無死満塁で登板して3者連続三振に抑えると「7+7+7」で計21点を獲得することになる。逆に走者を出したり、得点を奪われると減点。累計ポイント最多獲得者がセ・パ各リーグから表彰される。NPB・中村勝彦事務局長は「救援投手はピンチの場面で勝敗を分ける究極のプロフェッショナル。しかしこれまで数字では語り尽くせなかった」と意義を強調した。

 パートナー契約を締結した損保ジャパンは、81年から02年まで救援投手を表彰する「ファイアマン賞」を協賛していた。ピンチに強い中継ぎ投手は誰なのか。注目が集まりそうだ。(神田 佑)

 《五十嵐氏新設賞歓迎「モチベーションに」》新賞の発表会には全て救援で日米通算906試合に登板した五十嵐亮太氏と、野球好きタレント・磯山さやかが出席した。五十嵐氏は「僕が(プロに)入った時はホールドポイントすらなかった。中継ぎは打たれた時ばかりニュースになりやすい。中継ぎ投手のモチベーションも上がる」と喜んだ。また、磯山から「(古巣ヤクルトの監督を)やってほしい」と水を向けられると「監督、コーチはやりがいがある。タイミングが合えば」と意気込んでいた。

 《阪神・石井&及川らに好機》現役投手の救援時の通算満塁被打率を調べると(満塁機10打数以上)、石井(神)はプロ入り以来23打数無安打で驚異の.000。同僚・及川も14打数1安打の.071に抑えている。また、ベテランの宮西(日)はプロ入り以来満塁で95打数17安打の.179に抑え被本塁打なし。変則右腕の船迫(巨)も18打数2安打の.111と満塁に強い。

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