【WBC】イタリア主将「このチームがもう一緒にいられない…」4強敗退で寂しさ語る 指揮官にワイン贈呈

[ 2026年3月17日 15:46 ]

第6回WBC 準決勝   イタリア2─4ベネズエラ ( 2026年3月16日    米フロリダ州マイアミ )

ベネズエラとの準決勝に敗戦後、互いにハグをしあうイタリアナイン(AP)
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 第6回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)に出場しているイタリアは16日(日本時間17日)、準決勝のベネズエラ戦に逆転負け。主将を務めたビニー・パスクアンティノ内野手(28)はチームが解散する寂しさを口にした。

 イタリアはこの日の準決勝で2回に2点を先制も7回にベネズエラ打線に投手陣がつかまり、無念の逆転負けを喫した。それでも1次ラウンドで米国を撃破するなど5連勝で準決勝を迎え、ダークホースとして注目を集めた。また、本塁打を放った選手がベンチでエスプレッソを飲み干す“本塁打セレブレーション”も話題となり旋風を巻き起こした。

 試合後、パスクアンティノは「本当に素晴らしい大会だった。明日、ふさわしい2チームによる最高の決勝戦が行われることを願っている」と決勝で戦う米国とベネズエラにエールを送った。

 そして、今大会を振り返り「このチームの目標は、イタリアにインパクトを与えることだと何度も話し合ってきた。実際にそれを成し遂げた。今夜、フィールド上では勝利できなかったが、イタリア国内においては成功を収めた。それこそがこの大会のすべてであり、私たちはそのことに深く感謝している」とイタリア国内では深夜にもかかわらず約700万人の国民が試合を観戦していたといい、感謝した。

 また、また、試合後のクラブハウスではフランシスコ・セルベリ監督に選手たちから感謝の意を込めてワインを贈ったそうで「監督に求められるのは、チームの才能を最大限に引き出すことだが、彼は私がこれまで見てきた誰よりも見事にそれをやってのけた。彼がいなければ、私たちはここまで来られなかった。彼の下でプレーできたことは絶対的な誇りで、またいつか彼のチームの一員としてプレーしたい」と改めて指揮官の存在がいかに大切だったか力説した。

 今大会のイタリア代表は投手ではアルデゲリやスコッチらイタリア出身の選手も数人いたもののパスクアンティノをはじめMLBや傘下マイナーでプレーするイタリア系アメリカ人が多く出場。ただ、パスクアンティノとしては、20年後、イタリア生まれの選手で構成されたチームになることを望んでおり「イタリア系アメリカ人を温かく迎え入れてくれなければ、今の私たちは存在しない。だから、彼らには心から感謝している」とイタリア出身選手たちに感謝。イタリアでの野球発展のため「実際に現地へ行くことが大切」と今後、イタリア国内での活動を出来る限りサポートしたいとした。

 その上で「今夜は私たちにとって本当に悲しい夜。でもそれは、負けたからではない。私たちは素晴らしい試合をしたし、今夜はベネズエラの方が優れたチームだった。恥じることは何もない」とし「悲しんでいるのは、このチームがもう一緒にはいられないから。選手たちは明日の朝7時には飛行機に乗ってしまう。これから『現実の世界』に戻る」とチームが解散し、それぞれが所属球団に戻る寂しさを口にした。

 だからこそ「このチームの主将を務めたことは、これまでの私の野球人生の中でもハイライトの一つであり、決して忘れることはない」と言い切った。
 

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