【WBC】ドミニカ共和国監督「野球を尊重し、ミスを逃さず、あるべき姿でプレー」 神走塁のスターを称賛

[ 2026年3月14日 11:53 ]

第6回WBC 準々決勝   ドミニカ共和国10―0韓国 ( 2026年3月13日    フロリダ州マイアミ )

ドミニカ共和国のアルバート・プホルス監督(撮影・杉浦 大介通信員)
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 ドミニカ共和国が投打のかみ合う7回コールド勝利で韓国を下し、準決勝進出一番乗りを決めた。試合後の公式会見に出席したアルバート・プホルス監督(46)は試合を振り返り、優勝に向けての手応えを話した。

 2回に3点を先行すると、3回には4安打に3四球を絡める打者10人攻撃で4得点。7―0の7回2死一、三塁、ウェルズが3点弾を放ち、コールド勝利を決めた。序盤の大量リードを背景に、先発・サンチェスは5回2安打無失点と好投。2番手・アブレウも2回零封と盤石のリレー。2投手で試合を終えることができ、準決勝以降の投手起用にも余裕を持たせることができた。

 プホルス監督は試合後「クリストファー(サンチェス)は昨年リーグでも屈指の投手の一人だった。準備の仕方や仕事への姿勢は素晴らしい。今回の試合に向けて必要な調整をしてきた」と勝利の立役者に賛辞を送り「打線についても同じだ。韓国について多くの情報はなかったが、できる限りの準備をするしかない」と試合の中での対応力を見せた打者にも同様の姿勢を示した。

 09年大会でメキシコが記録した大会最多の14本に準々決勝で並んだ。指揮官は長打力以外に加え、打線が機能していることに満足感を覚える。「このチームは様々な形で得点できる。最後はホームランだったが、その前にすでに7点取っていた」と序盤の大量得点を挙げる。

 大量得点の起点となったのは「足」だった。2回1死一塁、6番・カミネロの左翼線二塁打で一走・ゲレーロは迷わず本塁に突入。タッチをかわすようにヘッドスライディングし、右手で本塁を払って生還した。さらに、3回には無死一塁でも、ゲレロの二塁打で一走・ソトが本塁へ激走。ヘッドスライディングを敢行し、伸ばしていた左手から瞬時に捕手のミットをかわして右手で本塁にタッチ。韓国がチャレンジするも判定はセーフのままで、“神の手”で4点目をもぎ取った。

 「ウラジーミル・ゲレーロやフアン・ソトは決して足の速い選手ではないが、塁上では非常に積極的だった。このチームはバットだけでなく、アグレッシブなプレーでも相手にダメージを与えることができる」と笑顔を見せ「この大会が自分たち、そして祖国にとってどれだけ重要かを理解しているからだ。そして野球を尊重し、相手のミスを逃さず、あるべき姿で野球をプレーしている」と集中力と気迫を称えた。

 監督は表情を引き締め「私たちの仕事は、相手がどこであろうと毎試合勝つことだ。チームとスタッフに伝えているのは、私たちの使命は優勝することだということ」と言葉をかみしめた。3大会ぶり世界一へ、あと2勝。長打力だけではない。投手力、機動力、守備力…。全てが最高次元の“スター軍団”が力を全て出し尽くし、頂点へと上り詰める。

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