広島が9回に3本塁打で逆転勝ち ドラ1平川蓮が12球団新人最速のオープン戦1号

[ 2026年3月1日 05:45 ]

オープン戦   広島5―3楽天 ( 2026年2月28日    倉敷 )

<楽・広>9回、同点ソロ本塁打を放ち喜ぶ平川(撮影・亀井 直樹)
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 広島のドラフト1位・平川蓮外野手(21=仙台大)がまた、12球団新人最速となるオープン戦1号を放った。28日の楽天戦(倉敷)で、1点を追う9回に右中間へ貴重な同点弾。その前後でも、佐藤啓介内野手(24)が右翼へ追撃の1号ソロ、二俣翔一内野手(23)は左翼へ決勝2ランだ。長打不足を吹き飛ばす怒濤(どとう)の1イニング3発で逆転勝ち。今季の赤ヘル打線はひと味違う。

 リードオフマンから中軸に役割が変わった両打ちのルーキーがまた打った。2月18日の対ロッテ練習試合で放った12球団新人対外試合1号に続く、楽天戦での12球団新人オープン戦1号。平川は右打席で放った逆方向への一発を自画自賛した。

 「まさか行くとは思っていなかったけど、行きましたね。自分はあそこのラインが結構飛ぶ。打撃練習は逆方向を意識しているので、練習通りできた」

 対外試合7試合目にして初めて「5番・中堅」で先発出場。見せ場は1点差に迫った9回だ。左腕・藤井がカウント2―1から投じた、見逃せばボール球の外角高め直球を強振。打球は、中堅122メートルを誇る広い倉敷マスカットスタジアムの右中間へ吸い込まれ、貴重な同点弾となった。

 「昨日はめっちゃ燃えた。泰さんが打ったので“打ちたいな”と思っていたら打てた」

 刺激はあった。侍ジャパンのサポートメンバーに選ばれた佐々木が、前日2月27日の中日との壮行試合で“プロ1号”。平川は、その画像を自身のSNSに載せ、「えっぐい」と短く驚嘆した。キャンプで食事した際、強く振ることを学んだ1学年上の尊敬する先輩。燃えるのは当然だった。

 平川だけじゃない。その前後でも、期待の若ゴイが鮮やかな一発攻勢だ。まずは2点を追う9回、途中出場の佐藤啓が先頭打者で右翼へ反撃のノロシを上げる一撃。平川の同点弾が飛び出した直後の1死三塁では、二俣が左翼へ価値ある決勝2ランを運んだ。

 16~18年のリーグ3連覇をほうふつとさせる1イニング3発。「(平川)蓮の本塁打。右打ちであそこ(右中間)へ入れるのは難しいし、あまり見ない。(佐藤)啓介も、マティ(二俣)も凄くいいスイングだった」。新井監督は目を丸くし、若ゴイたちの奮闘を称えた。

 昨季のチーム本塁打は、リーグワーストの71本。長打力不足は長年の懸案だった。それがどうだ。12球団新人対外試合1号を左打席で、同オープン戦1号は右打席で放った21歳は胸を張って言う。

 「両打席で長打が出るのが売り。自分みたいにパワーのあるスイッチヒッターはほぼいないので、いいアピールができたと思う」

 平川が1人加わっただけで雰囲気はガラッと変わった。破壊力のある赤ヘル打線。春の珍事とは言わせない。  (江尾 卓也)

 ▼広島・佐藤啓(7回にモンテロの代走で途中出場。三塁守備に就き、9回にオープン戦1号)久しぶりの感触。いい感じに(バットが振り)抜けてくれて良かった。目の前の1打席、ワンプレーが今後の野球人生を左右するという覚悟を持って取り組んでいます。

 ▼広島・二俣(8番・三塁で先発。途中から一塁へ回り、9回にオープン戦1号決勝2ラン)内野が前進守備だったので、犠飛で走者を還そうと思っていた。本塁打になって良かったです。打撃だけでなく、どこでも守れるのが強みなのでアピールするだけ。

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