【広島・佐々木泰 単独インタビュー】「15発」「70打点」「三塁で球宴出場」勝負の2年目3つの目標

[ 2026年2月10日 05:05 ]

「強いスイング」で2年目の飛躍を期す佐々木 
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 広島・佐々木泰内野手(23)が9日までに本紙の単独インタビューに応じた。自慢の飛距離を生かして飛躍を誓う右のスラッガー。1次キャンプ地の日南・天福球場では連日、強く振って鮮やかな放物線を描き、柵越えを量産する。青学大からドラフト1位で入団した昨季は54試合出場で本塁打は0本だった。主力への成長が期待される2年目の春。15本塁打、70打点、三塁手として初の球宴出場を目標に掲げた。(取材・構成 江尾 卓也)

 ――今春は体を目いっぱい使った強いスイングと飛距離が目立つ。
 佐々木 今はまた新しい感覚があります。打つ時に100%のパワーを出すために、1クール目はグッと力を入れた状態で振っていたんですが、今はリラックスしてインパクトの時だけ100%のイメージ。体は使っているんですが、疲れはあまり感じないです。

 ――長いシーズンを前に出力は既にMAX。
 佐々木 しんどい中でも強く振る練習が必要です。目指すものはもっと上にあって、そこへたどり着くには常に強く振ることを継続しないと、スイング力の最低ラインが上がってこない。それに、疲れがどう…とか言える年齢でもないので。

 ――飛ばすのに、打球を上げる意識は?
 佐々木 上げようというより飛ばそうという気持ちが強いです。打ち損じて打球がドライブすることもありますが、そこは別に何とも思わない。(1軍打撃コーチの新井)良太さんからも“ドライブは悪いことじゃない。しっかり当たった時に飛べばいいから”と言ってもらっています。

 ――ドライブ回転はあまり良くない印象?
 佐々木 そう。見栄えは良くない。そこを良太さんに問うと“じゃあ(巨人からブルージェイズへ移籍した)岡本や(DeNAの)牧はどうなんだ?サード守備に就いた時にきれいな回転の打球が飛んでくるか?”と言われて。確かに昨季守った時にはドライブの打球が多く、バウンドするたびに伸びてくる打球があった。“その打球が守っていて嫌なら、それでいいじゃないか”と諭されて。

 ――1年目の昨季は15試合連続安打があり、打率は・271だった。
 佐々木 自分の感覚では、アベレージはそんなに残らず、たまに本塁打が出るかな…というイメージでした。それが真逆。単打ばかりだけど、打席での感覚は悪くない。ただ、何かもう一つ欲しい…というのが実感です。

 ――なるほど。
 佐々木 でも、自分では希望がある1年だったと思います。(1軍投手に)手も足も出ず、たまに出合い頭の一発長打というのが一番難しい。どうすれば率を上げ、本塁打を増やせるか、改善策が難しいと思うんです。その点、ホームランや長打は少なかったけど、意外に対応できて…という方が課題は明確。取り組みやすいという感覚がありました。

 ――昨季も、強く振る意識はあった。
 佐々木 ありましたけど、一番はケガ(右第一肋骨疲労骨折)ですかね。最初は強く振れていましたけど、ケガして、後半戦は結果を残さなきゃいけないというところでポイントが近くなって、逆方向のヒットも多かったですし。でも、最後の方は自分の形が分かってきて打席での見え方も良くなり、自分の打撃ができたかなと。

 ――強いスイングをつくり上げたら、アベレージもある程度は残せるというイメージ?
 佐々木 そうです。

 ――では最後に今季の目標を教えてください。
 佐々木 いずれはホームラン王を…と掲げていますし、2桁本塁打は早くクリアしたいと思っています。実は良太さんと昨秋に目標を設定していまして。

 ――それは?
 佐々木 15本塁打、70打点、サードでオールスターに選ばれる。打点も稼ぎたいので、いい場面で打ちたいと思っています。

 ◇佐々木 泰(ささき・たい)2002年(平14)12月24日生まれ、岐阜県出身の23歳。県岐阜商、青学大を経て24年ドラフト1位で広島入団。新人の昨季は5月20日のヤクルト戦でプロ初出場。6月7日に右第一肋骨の疲労骨折で約2カ月の離脱も、9月21日のDeNA戦で初の先発4番を務めるなど、54試合で打率・271、本塁打0、6打点。1メートル78、84キロ。右投げ右打ち。

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