阪神・小幡竜平 超人アイテム「水バット」で遊撃争いディベイニーに「打ち勝つ」

[ 2026年2月4日 05:15 ]

糸井SA(左)から渡された水入りバットで素振りする小幡(撮影・椎名 航)
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 小幡が誓った。「(ライバルに)打ち勝つ」。目標達成の手助けとなる一つのアイテムが「水バット」だ。糸井スペシャルアンバサダー(SA)が臨時コーチとして指導を開始。心強い“援軍”が持参したのがピンク色の水が入った素振り用のバットだった。即座に素振りを開始。その後の屋外フリー打撃ではいきなり鋭い打球を連発した。

 「体と一緒にバットが出ると、水をうまく(バットの)先端に送れなかった。捻転差(体のねじれ)を出して飛ばす感覚はつかみやすかったです」

 プラスチック製で透明のバットには水が入っていることで、スイング時に遠心力の伝わり方を可視化できる。メジャーではジャイアンツのハリソン・ベイダーも使用。現役メジャーリーガーも愛用する秘密兵器で、打撃向上が期待できる。

 「守備固めだけで終わっても良くない。打って、スタート(スタメン)から出たいという気持ちは強い」

 既にチームの遊撃争いは激化。今春は木浪、熊谷ら加えて新外国人のディベイニーも加わった。新助っ人こそが最大のライバル。定評ある守備力に加えて昨季は3Aで103試合に出場して20本塁打を放った。高卒8年目の25歳にとっては「打ち勝つ」ことが正遊撃手への絶対条件。だからこそ「水バット」にも即反応した。計15分間の“超人レッスン”では体の使い方などを考えて打撃練習を敢行。「化けてスラッガーになる可能性を凄く感じる」。糸井SAは通算7本塁打の若虎が秘める可能性に大きな期待を寄せた。

 くしくも2月3日は球団OBで伝説の名遊撃手・吉田義男さんの命日。その日に誓った「打ち勝つ」という目標。「今牛若丸」の異名継承へ向け、まずは打撃で正遊撃獲りに挑む。(松本 航亮)

 ▽水バット 徳島県の室内練習場「J―PARK」が販売する練習用バット。商品名は「AQUA bat」。中が空洞になった透明のバットに色の付いた水を封入することで、遠心力や重力を目で確認しながら振ることができる。オリックスの西川、広島の坂倉、末包らも使用している。価格は税込み2万7500円。

 ≪藤川監督 吉田義男さんの魂胸に≫

 昨年亡くなった元阪神監督・吉田義男さんの命日となる2月3日を迎え、藤川監督が決意を新たにした。「亡くなられたことを自分たちに置き換えないといけない。一緒にユニホームを着て戦ってくれる方々、タイガースファンを含め、永遠じゃない。常日頃から大切にしているが、いま一度、家族、ファンを思い出してやらなければいけない。当たり前ではないということ」。タテジマを率いる責任をかみしめていた。

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