オリックス キャンプ初日の二塁けん制練習から見えた意図 昨季失策数リーグ最少も岸田監督がこだわるのは

[ 2026年2月1日 18:24 ]

<オリックスキャンプ 初日>贈呈品を受け取る岸田監督(右)(撮影・岸 良祐)
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 オリックス・岸田監督がオフの段階で明言していたとおり、オリックスのキャンプ初日はベースランニングから全力での塁間スロー、中継プレーやシートノックなど守備・走塁に特化した練習が多く組まれた。

 中でも目を引いたのは、チーム全体としては最後に組まれたメニューだった。実績がある一部の投手を除いた全選手を室内に集め、行われたのは二塁へのけん制練習。比嘉投手コーチや山崎勝己バッテリー兼ディフェンス担当コーチが手本を示し、チーム全体でケアすべきポイントを共有した。岸田監督はその意図を説明する。

 「今の時代はなかなかクロスプレーもないし、外野も俊足の選手に対してはかなり(定位置よりも)前に出さないといけない。となると、頭を越される可能性も当然上がりますからね。けん制をいれておけば、相手のスタートをちょっとでも遅らせたり、ちょっとでもリードが小さくできたり、ランナーにプレッシャーを与える可能性が上がるので。当然毎年(けん制の練習は)やっていますけど、今年も詰めてやっていかないと。(外野手も全員参加の理由は)カバーリングもありますよね」

 昨季オリックスがチーム全体で記録した64失策は、リーグ最少の数字。それでも指揮官は、「(問題は)失策じゃないですよね」と語気を強める。「どれだけ攻めて失策になっているかどうかも分かりませんから。やっぱり攻めないと。(外野の)チャージとか、ボールへの寄り付きの早さ、強さは相手のランナーやランナーコーチャーがストップをかける要因になる。そこを攻めてやっていったら、もうちょっと失策数は増えるんじゃないですか」。1点を奪うためにより一つ先の塁へ、反対に1点でも失点を減らすために、少しでも走者を進めない守備を――。指揮官が描く野球スタイルが如実に表れた、キャンプ初日の動きだった。(阪井 日向)

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