「金農旋風」吉田輝星の弟・大輝が亜大入寮 兄直筆「たいきちゃんへ」色紙持参し4年後プロ入り目指す

[ 2026年2月1日 17:09 ]

兄・輝星(オリックス)直筆のサインを手に亜大に入寮した吉田(金足農3年)
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 18年に夏の甲子園で「金農旋風」を巻き起こした吉田輝星投手(オリックス)の弟で金足農の吉田大輝投手が1日、東都大学野球リーグ1部の名門・亜大の野球部寮に入寮した。

 前日に両親の乗用車で出発した故郷・秋田は、最強寒波の影響で積雪が止まらない。だが一夜明け、東京都西多摩郡日の出町の野球部寮は、青空が広がりこの時期としては珍しい温暖な気候。最速147キロ右腕は「栃木に前泊したんですが、岩手の辺りから雪がなくなって、もう違う国に来た感じ」と少し戸惑いを見せた。

 それだけ、高校生から大学生に歩を進め環境が変わる。だが、そのゾワゾワする心を落ち着かせるかのように、右腕の手には「たいきちゃんへ」と書かれたサイン色紙が強く握られていた。

 「2年くらい前に兄からサインを書いてもらいました。それを持ってきました。部屋の準備が終わっていないんですが、机に飾ろうかなと思います」。

 兄の活躍もあり、同じく金足農に進学した7学年下の弟・大輝も注目を浴び、昨夏は2年連続秋田県代表として甲子園に出場した。

 「自分あまり、輝星には話しかけられなくて…。自分の人見知りが出て、いつも一緒にいると黙っている。前に“お前、何でそんなにしゃべらないんだ”とキレられたことがあります」。そんな兄弟エピソードを披露しながらも、尊敬する兄の「直筆サイン」は宝物となっている。

 目標は、将来兄以上に知名度を広げ、めざましい成績を「プロ」であげること。「高校時代、ちょっと自分自身過信しすぎていた部分があった。亜大は日本一厳しいイメージがある。そういうところに入るのは怖さもあって“マジか”と思ったけど、そこを耐え抜けば成長できる」と気を引き締め、「やはり(プロに)行くからには(ドラフト)1位で行きたい思いもある」と、4年後の「青写真」も描いた。

 亜大は、高校時代に輝星の指導経験がある正村公弘監督が指揮を執る。それも大輝にとっては心強い。「兄が結果をだすことが自分にはモチベーションになる。そこは本当に頑張ってもらいたいですし、自分も大学4年間でしっかりストレートを磨きたい」と拳を握った。

 報道陣の前で見せる力強い表情。その表情からは、サイン色紙と一緒に「寝るときに一緒に」と「くまのプーさん」のぬいぐるみも持参した「可愛い大輝」の一面は一切にじみでることはなかった。(大木 穂高)

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