センバツでDH制初採用! 高川学園・松本監督 強打のエース再登板想定 「DH必要なし」

[ 2026年1月30日 05:00 ]

投打で活躍が期待される高川学園・木下

【30日センバツ出場校決定 我が校のDH(3)】DHを使わないことも作戦になる。「当面は必要ないかな」と明かすのは、昨秋中国大会準優勝の高川学園(山口)・松本祐一郎監督だ。理由は、エースがチーム随一の強打者だから。プロ注目右腕の木下瑛二(2年)は、打者として昨秋公式戦で3番に固定され、チームトップの打率・414を残した。同監督は「打撃成績も一番。4番に置きたいけど負担もあるだろうし…」と頭を悩ませながらも、中軸の一人として打席に立たせるつもりだ。

 今春から導入される指名打者制は、NPBと同様に公認野球規則にのっとって運用される。つまり、高校野球でも「大谷ルール」と呼ばれる「投手兼任DH」を適用することが可能だ。しかし、松本監督は「DH兼任で先発させた場合、再登板ができない」とのリスクを考慮し、木下を先発登板させる試合ではDHを使わないつもりだ。

 「投手兼任DH」で出場すれば、降板後の再登板は認められない。メジャーや日本のプロ野球では先発投手の再登板は可能性が低いため「大谷ルール」を使用できても、一発勝負の高校野球でそうはいかない。救援が崩れて先発投手が緊急登板することも想定し「DHを使わない」ということが選択肢になってくるのだ。

 木下はこの冬、投手練習を中心にメニューを消化しているものの「打席にも立ちたい」と意欲を見せている。投げて、打って、走って、守る――。球児が憧れ続けてきた投打二刀流の形を、逸材が今春選抜でも体現しようとしている。 (河合 洋介)
 =おわり=

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