【侍ジャパン】鈴木誠也 大谷翔平と初WBC 同学年コンビの絆「日本背負って戦えることを光栄に思う」

[ 2026年1月27日 05:30 ]

今回WBCで精神的リーダーを期待する外野手
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 3月の第6回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)で2連覇を目指す侍ジャパンの井端弘和監督(50)が都内ホテルで出場選手10人を追加発表した。カブス鈴木誠也外野手(31)は2大会ぶり2度目の出場となり、選出済みのドジャース・大谷翔平投手(31)とは国際大会で待望の初タッグが実現する。全30人のうち29人が決定し、残り1人は後日発表。所属未定の菅野を含めてメジャー組8人は09年大会の5人を超えて最多で、最強布陣が固まった。

 新たに加わった侍戦士。壇上の井端監督から、最後の29人目にその名を呼ばれた。「カブス、背番号51、鈴木誠也」――。17年大会以来、2度目のWBC出場。涙をのんだ3年前の無念を晴らすべく、鈴木が世界の舞台に帰ってきた。

 「前回出られなかった悔しさもあり、今年は出場できるようにしっかり体をつくっていきます。また、みんなで日本を背負って戦えることを光栄に思います」

 世界一を奪還した前回23年大会。鈴木も同学年の大谷らと歓喜の瞬間に酔いしれるはずだった。代表合流直前の2月25日、アリゾナ州メサでのカ軍キャンプで左脇腹を負傷。同28日に出場辞退が発表された。大谷と一緒にチャーター機で日本に向かう予定が1人で米国に残る形になり「WBCに合わせてずっとやってきた。凄く楽しみだった。本当に凄くショック」と無念の思いを隠さなかった。

 同じ31歳で仲が良い一方、鈴木が「彼の活躍があるから僕もやれている」と常々語るなど自他共に認める最高のライバルだ。鈴木が出場した17年大会は逆に大谷が右足首痛で辞退。15年プレミア12も大谷だけの出場で、過去に侍ジャパンでチームメートになったのは16年秋の強化試合のみだ。2度のニアミスを経て、ついに国際大会で「誠也&翔平」の黄金タッグが実現する。

 侍の「絆」は今も鈴木の胸に残る。出場辞退の23年は大会期間中に不振にあえいでいた村上を、SNSを通じて激励。村上のモノマネをする動画を送り「顔を上げて頑張れ!」とエールを送った。背番号51のユニホームは常にベンチに飾られ、大会後はダルビッシュに祝勝会を開いてもらった。

 メジャー4年目の昨季は自己最多の32本塁打&103打点。日本選手の右打者では初の30本塁打&100打点超えを達成するなど円熟期の真っただ中にいる。「チームのため、そして日本のために全力で頑張ります」。最多8人のメジャー組をそろえ、井端監督が「優勝しかない」と胸を張る布陣にあって「左の翔平」と「右の誠也」の存在感は一段と大きい。侍の両雄が世界一連覇への道を切り開く。(鈴木 勝巳)

 《9年前本紙で対談 色紙に記した「世界一」》鈴木と大谷は17年1月1日付の本紙正月紙面で対談し、同年3月の第4回WBCへ向けて活躍を誓い合っていた。鈴木は「日本野球がなめられたくない。世界一になりたい」と頂点への思いを明かし、大谷も「プレッシャーがどれだけ重いのかな…と。想像はしても理解はしていない。僕たちはまず戦いの中に入ってみないと」と日の丸の重圧について語っていた。期待された共闘は大谷が右足首故障で辞退して実現せず、17年大会の鈴木は5試合の出場で打率.214にとどまり、本塁打と打点はなかった。

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